THE BLOG

スポーツとか色々書きます

おススメされるススメ。

 

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ハッときた。と、同時に嬉しかった。

自分の考えはあながち間違った方向ではないと思えたからだ。

 

私の会社にはアスリートやアスリート関係者からサポート依頼や協賛の依頼が来る。

 

要はお宅の商品を宣伝するから見返りに物や金をくれと言うことだ。

 

私の方針と社の方針がリンクして幸いだが、このような話はお断りしている。

なぜなら、もうこの時代、大会に協賛して、ちょっとバナーフラッグを立てたくらいでは何のビジネス的効果も見込めないし、パンフレットの協賛企業なんて読んでもいない。アスリートに金渡したところで、ちょっといい飯食われてお終いのケースも多いし、感謝されるのは最初だけ。なんてことが多いからだ。

そして何より、本当に弊社商品を必要として、「いい!」と思ってもらわなければ意味がないからだ。

 

現在、各種目や競技のナショナルメンバーとして活動している所謂「トップアスリート」と呼ばれるに値する100人を超えるアスリートが効果を体感して、「お願い」しなくても愛用し続けてくれている。

 

中には競技人口1万人以下の、国内ではマイナーとされる競技のトップランカーなんかも多い。

 サポートさせてもらっているアスリート達は一般的な知名度は高くなくとも、その競技をしている人たちからすれば大抵名前と顔は一致すると言ったレベルだ。

 

そんな選手たちのほとんどがsnsで何らかを発信する際、弊社アイテムを身につけてくれており、タグ付けもしてくれている。 

頼んでなくても「オススメ」してくれている。

 

「そのネックレス僕も気になってるんすけど、どうすか?」

「凄いいいよ!メーカーの人紹介しようか?」と言ったケースでアスリートからアスリートへ広がっている。

そうして紹介をしてもらうが、簡単にサポートや提供を・・という話にはならない。

会社のビジョンや商品の成り立ち、詳細を説明させてもらい、選手の活動や見込まれる露出とそれに伴う販促効果などを判断させてもらったうえでサポートは成立する。
※我々はボランティアではないので。

 

何より、使用者本人が望み、これは自分にとって必要だ!と効果も含め感じてもらってからではないと使ってもらいたくはない。

 

有名なアスリートにお金を払って使ってもらうのも方法としてはあるだろう。
現に昔から多くの同業メーカーはその手法を取り続けている。

しかし、今では、届けたい、伝えたい層に絞って情報を発信することができる。

知名度」、「認知度」を高めることの優先順位と必要性は下がっている。

本来届けるべきところに確実に丁寧に届ける「情報」と「信用」が「発信力」、「ブランド力」の中軸となると感じている。

 

今は一般ユーザーも所謂「情弱」とされる人々はどんどん損をする。

 

超有名女優に高額なギャラを支払い、ゴールデンタイムに莫大な広告料を支払いTVCMを垂れ流している保険に入るのも一つ。

 

同じ保障内容でも広告費等の分、掛け金が段違いに安く、丁寧に必要な人に必要な情報を届けることに専念している会社の保険に入るのも一つ。

 

どちらがお得か。

そして多分その有名女優はその保険の素晴らしさを周りに勧めたりはしないだろう(わからないけど)。


話は脱線しかけたが大筋では同じだと感じている。
本人が本当にいいと思わないものはアスリートからアスリートに伝わりはしないだろう。
タレントがギャラと引き換えに使ってもいないものを勧めても、コンバージョン率は恐ろしく低いだろう。もちろんそれでも採算が取れる仕組みは現状まだまだあるが、弊社のような吹けば飛んでしまうような零細企業は有名アスリートにお金払ってCMを・・・なんてできない。

 

先日、あるマイナー競技の大学生からアスリートサポートの問い合わせがあった。

聞くと、以前一緒に練習をした他競技の弊社サポートアスリート(この選手をサポートするきっかけも別選手のFacebookから弊社商品が気になり、問合せを頂いた。)のインスタをフォローし、最近いつも付けてるネックレス(弊社商品)が気になり、タグ付けから弊社WEBサイトでネックレスを調べ、詳しく話が聞きたい、できればアスリートサポートしてもらいたい。

との事だった。

 

現段階では提供をお断りさせてもらったが、商品説明をさせてもらい、効果もばっちり体感するとの事なので、希望の商品をサンプルで一定期間貸与し、この夏出場が決まっているアジア選手権の結果を見て改めてサポート内容を決めさせてもらうこととなった。

そうしたらその学生の競技仲間が弊社アイテムに興味を持ってくれて、何人もの学生から購入希望、サポート希望の連絡が来た。

結果、全ての学生が何らかの商品を購入してくれ、一人1点一定期間サンプルとして希望商品を貸し出すこととした。
売上は上がるし、学生のインプレッションもゲットできるし、各自SNSで発信してくれている。いいことだらけだ。

 

弊社の認知度はこのような形で広がっている。

決してスピード感があるわけではないが、「一億総口コミ社会」において、まるでネットワークビジネスのように弊社の認知度は高まりつつあるww

愛用者が本当にいいと思ったら、愛用者が勝手にオススメしてくれる。
ステマの在り方もかわっていくのかな。) 

メーカーとしてやるべきことは、興味を持ってくれた人たちに丁寧に、確実に自分達が届けたいこと、伝えたいこと、興味を持った人たちが知りたいことをしっかり伝える環境を作ることだと考えている。

それが弊社の場合、愛用者であることが多いので、商品に興味を持ってくれて問い合わせをしてくれたアスリートには丁寧に商品の説明を行っている。
口コミの質を高めているのだ。
(ウェブサイトや資料なんかでもわかるようにはしているけどね。)

僕が運営責任者として開設している陸上情報サイトも、おすすめするアイテム、取扱っているアイテムは実際に専門のスタッフや関係アスリートが実際に試して「いい!」と思ったアイテムしか紹介していない。
広告費等は一切使わず、関係者、利用者の口コミのみで広まっている。

run-line.jp


地道でいい。着実に愛用者に信用されていくことが確度の高い認知度となって行くと考えている。

キンコン西野さんのブログはマジ絶対読んだ方がいいし、そこから何を汲み取るかは自分次第。