THE BLOG

スポーツとか色々書きます

売るのはモノでもサービスでもない。ストーリーと彩り。

一応アスリートに愛用していただいているスポーツコンディショニングアイテムを販売しているので、自転車のババァにムカついてないでそこの部分にも触れようと思います。アスリートやスポーツ関連に携わってくれている人や携わりたいと考えている人に刺さったら嬉しいです。

私たちはスポーツコンディショニングアイテムを製造し販売しています。

専門的スポーツショップや、チューンナップショップ(スキーやスノボの板などを磨く人、インソールを作る人、シューズの底を直す人、テニスやバドミントンのガットを張る人)、スポーツインストラクター、ジムのトレーナーさんなどを通して対面販売を行なっているほか、大手販売店でも取り扱いはあるし、Amazonなどのウェブショップにも流通しています。

で、売れてるか売れてないかで言うと、中小企業がかろうじて成立して、俺が週末酔いつぶれるくらいには給料をいただけているのでそう言う意味では売れてるんだと思います。

じゃあ、なんで売れてるかと言うと僕のベシャリが立つからでも、怪しく売りつけてるからでもなく、第一には「効果が感じられるから」なんだと思います。
これはテクノロジーの問題なので僕がすごいわけでもなんでもなく開発者と製造者の努力の賜物ですね。
ただ、もちろんつけた人みんなが「すげー!!」なんてなっているわけでもなく、なんとなくつけてくれてる人もいますし、効果全然ない!なんてシコシコブログに書く人もいます。

で、売れている理由第二は「トップアスリートがつけてるから」ですかね。まぁ第一に効果が感じられてるからアスリートの皆さんもつけてくれてるわけですよ。

で、トップアスリートがつけてるから俺も私も・・・とはそう簡単にはいきません。
・効果があって

・トップアスリートもつけてて

・なんか気になってきて

・欲しくなってきて

ってとこまでなら持っていけます。むしろそれで一定の割合なら購入までも持っていけるでしょう。
なので、スポンサー契約料などを払って、「こんなに効果があって誰々もつけてる〇〇!」ってやるんですね。

でもそれだと只「モノ」を売ってるだけなので、〇〇さんとの契約が切れたら成立しないし、紐づいている要素があまりにも脆いし、ロマンチックじゃないんですね。ちっとも。

なので、私の考えがある程度会社に反映できる場なので、私は「モノ」を売るな「コト」を売ろう!とさせてもらってます。

どういうことかと言うと、まず私の会社の製品はそれ自体がなくてもスポーツ、競技、生活には困ることはありません。

野球ならボールやバット、グローブ、陸上ならウェアやシューズ、生活なら水と電気がないと生活できないですよね。

なので別にうちの製品はなくてもいいんです。

でもこれを売らないと会社は潰れるし、社員、社員の家族一同路頭に迷うことになります。

ではこれがなくてもスポーツや競技になんの支障もないならなぜ必要なのかを考えてもらうことが大事になってきます。

なので、私や会社としては「パフォーマンスとコンディションの維持・向上ってすっごい大切」ってマインドをスポーツをたしなむ人や、健康的な生活を送りたい人、アスリートやトップアスリートに届けるようにしています。

言葉尻だけでも「まぁ・・確かにそうよね」と思ってもらうことはできると思っていますが、ここに成功体験などをトップアスリートなどを介して伝えるようにします。

でも、そうするとよくあるランディングページみたいになってしまうので、主にサポートアスリートとはパフォーマンスとコンディションの維持・向上についてめちゃめちゃ話します。

でもこんな中肉中背の中年男性にそんなことペラペラ話ししてくれるほど世の中は甘くなく、そこは信頼関係を結ぶ必要があるので、僕が主にそこを担当したりしてるわけですね。なので、いろんなことを話したり、競技そのもののことを話ししてもらったり、悩みや課題についても話しするのでそこの解決策や打開策も必要になるので暇さえありゃいろんなことをインプットするようにしてます。
「Like a おっさんが若い子と話せるように若い子の話題についていけるようにしてる」ってやつですね。そんなもんです。なので、1mmもすごいことはしてません。

なので、そのあたりをベースにアスリートが自らもっと自分自身について考える機会を新たな切り口というか今までにはなかったチャンネルからも考えてもらう、発信してもらう、表現してもらうようにすることで、より効果的な露出となるわけです。

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商品の重要性を語ったり、お金を積んで話させるのも手法としてはありなのかもしれないけれど、もっと大切なのはその前の段階ですね。

それがわかっていない、共有できていないといくら商品を売り込んでも響きません。
逆にアスリートとも「スポンサーやサポートに関しても大変かもしれないし、お金が欲しいかもしれないけど、そこまで深いところでわかりあっていないと、結局毎年同じ苦しみや悩みを持つことになる&後輩たちも同じようなことを経験するよ。」なんて話をします。ここに関しては過去にも何度か触れているのでここでは深く話しませんが。

なので、モノの情報を届けるのではなく、必要性を考えるステージを作り、そのステージで語られるストーリーを届けています。

目先の利益だけを考えたらもちろん売らなければならないこともたくさんあるかもしれないですが、モノを目にした時にコトが同時に届けられたら素敵じゃないですか。

「〇〇選手がつけてるから」

その中とその先にあるストーリーをアスリートと共創するようにしていますよいうお話でございました。

はい。自慢ですが何か。