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スポーツとか色々書きます

強化費に頼るアスリート達・・・。協会も頑張ろうよ!!

こんにちは。

先日ある競技団体の理事と選手とガッツリ話し込んだのでそこでテーマになった内容を書き記したいと思います。

皆さんは「強化費」って知っていますか?
簡単に言うと、アスリートが強化のために国や競技団体から支給されるお金です。
文字通りってやつですね。

 

この強化費、日本はスポーツ先進国と呼ばれる国の中では少ない方なんです。

なので、アスリートのみんなが「金ない、金ない」と呪文のようにつぶやくのも仕方のない面もあるんです。

※それでもどうにかできる時代ではあるのですが。

 

強化費っていうのはアスリートへのお小遣いじゃなくて、例えば大会や合宿に行くためだったりとか、トレーニング施設の利用代だったりとか、そういうモノに使われるお金ですね。

だけど、オリンピック競技の強化指定選手レベルでも大会や遠征などにかかる経費、全額支給されることはなく、結構身銭を切ったりしているのが現状です。


例えば往復の交通費と宿泊費の3割は自己負担だよ。とかね。

それでも競技によってはワールドカップなどの国際大会での成績がポイントとなり、国別の出場枠が決まり、その中でポイント順に出場選手が決まるわけだから、そりゃ身銭切ってでも参加します。

んじゃその強化費。
日本はどれくらいなの?っていうと、、、

北京五輪時で日本の選手強化費は25億円!!
ていうと正直どうなのかわからないと思うのですが、この時、強化費を一番かけたドイツは何と約270億円!!日本の10倍以上!!

次いでアメリカが170億、開催国の中国と次回開催国の英国が120億と続きます。

隣国韓国も100億円以上の強化費を投じています。

強化費では圧倒的な差をつけられています。

 

では、コスパの面でいうとわかりやすいのがメダルランキング。

北京五輪時は自国開催の中国でが金メダル51個を含む計100個のメダルを獲得し1位。

次いでアメリカ、ロシア、英国と続いた。

ドイツは決してコスパが高いとは言えない中、5位に甘んじ、強化費に100億円以上を投じた韓国は7位、日本は僅差で8位となったが、強化費から見た結果で言うと健闘したと言える野ではないでしょうか。

 

つまり、少ない強化費の中、アスリートの頑張りで日本中に感動を届けてくれたんですね。

今後東京五輪に向けて強化費は年間100億円になると言われていますが、直接五輪に出場する選手に使われるだけではなく、普及のための投資や、育成などにももちろん使われるのだが、選手の負担は少し緩和されていくのかなと考えられます。。

 

しかし、何度も言っているように、選手自身ももっと自立した環境を自ら作る努力はすべからず必要であると考えます。

日本代表としての強化にまつわる遠征や合宿などに身銭を切ることは恵まれていないと言えるが、だからと言っていつまでもスポンサーや協会に頼るのではなく・・・と、もうここまでにしておきますが、ただ、ロンドン五輪でもリオ五輪でも他国に比べて少ない強化費の中で健闘した選手たちには賛辞は惜しみませんよ!

 

さらに、各協会の取り組みにも問題があります。
アスリートが自立する必要があるように、各協会も自立した経営土台を持つべきなんです。

2011年と少々古いデータだが、

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 これ、各競技団体の年間収入予算国内ベスト10です。

 1位のサッカーは別として、、、オリンピックでメダルバンバンとっているレスリングや体操がベスト10外れるとか、、、協会としての事業収入が少なすぎていると思いませんか?

この表の収入の平均値は競技者からの収入(選手登録費や大会参加費など)が約35%、事業収入が約40%、補助金助成金などが20%となっています。

バスケも5年前は協会として10億円の予算で活動していたんですね。驚きです。

ちなみにその年の各協会等の登録選手数は以下の通りです。

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陸上やバスケなんかはただでさえ登録している人がこれだけいるのに、事業として全く収入を生み出せていないと言えますね。

※営利目的の団体ではないので必ずしも収入を生み出さなくてはならないわけではないのですが・・・。

 

ちなみにこのランキングに入っていないオリンピックで多くの選手が活躍している競技も比較しましょう。

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 これ恐ろしいことですよ。
国からの補助金や、選手登録費以外でほとんどの競技は自ら収入を増やせていないという事になります。

もっともっと自らが収入を増やすべく努力をするべきなんです。

 

もちろん、レギュレーションが全く違う競技を一律に判断することは難しいですが、80万人の選手登録がなされているサッカーと、60万人の選手登録がなされているバスケの収入予算の差はいかがなものでしょうか。
今年からBリーグが開幕したので今後の展開が非常に楽しみです。

卓球も30万人の登録者数➡愛好者がいながら、収入予算で8億円も届かないんです。

まぁそれでもオリンピックで結果を出しているのだから、すごいと言えばすごいんですが、一般的な人気を高めるためには、協会が主導となって、もっとイベントや主催大会の動員を高めて収益を上げるべきなんです。

しかし、残念ながら、協会の理事や役員はその競技のOBばかりで、収入を高めるべくノウハウがほとんどなく、スポンサーの言いなりにならざるを得ないんですね・・。
前例がないことはできないのではなく、前例を大事ににしていた超体育会系の上下関係が強烈にはびこっているんです。

外部からアドバイザーを招聘したりするなどして、各競技団体自体が、経営土台を持ち、助成金補助金などをもっと普及活動や育成、選手強化に使えるようにするべきなんです。

 

まぁ、そこには実業団なんかの所属先からの協力も必要なわけですが、日本代表で活動する日を1~2日増やして、ファン感謝イベントを行い、集客し、スポンサーフィーを獲得したり、公式グッズを販売するなど、やれることはたくさんあります。

そのためには選手だけではなく、各競技団体等もコンテンツ力を高めていく必要があるわけですが・・・。

選手、協会、所属チーム、スポンサー、皆が一丸となってその競技のコンテンツ力を高めるんだ!というアクションを起こす時代なんですね。
そのためには選手が先頭に立たなければいけない時もあるかもしれません。

少なくとも言えるのは今後そのようなアクションを起こさずして競技の繁栄はないということです。

娯楽が多様化してきた今、東京五輪まではスポーツも盛り上がるでしょう。
しかしその先を見据えた活動を起こさない限り、スポーツが他の娯楽に取り残されて行ってしまう。そんな気がします。

 

 

アスリートとして自立するということ。

こんにちは。

今回はリオ五輪に出場したアスリートとの会話の中で知った、感じたことをお伝えしようと思います。

 

先日、フェンシングでリオ五輪に出場した選手と1時間少々、お話しする機会がありました。

フェンシングって言えば太田雄貴選手が有名ですよね。
北京でメダルを獲得して一気に知名度を上げ、ロンドンでも団体でメダル獲得に大きく貢献して、五輪招致委員会での活動も行い、まさにフェンシング会の顔とも言える選手です。

でもフェンシングってオリンピックに3種目あること知っていましたか?
太田雄貴選手の種目はフルーレという種目で、他にもエペ、サーブルという種目から成り立っています。

日本が強いと言われているのはフルーレ。ロンドン五輪で団体銀メダルを獲得しています。

そんなフェンシング界ですが、野球やサッカーなどの人気プロ競技と同じように、選手会があるんです。

これって実は国内では珍しいパターンと言えます。

聞くところによると、日本選手権などで一定の成績を修めた選手が入会権利を持ち、選手会の会長は2年の任期で、フェンシング協会の理事も兼任するという重要な役職だそうです。

 

しかし、協会の理事に選手が入ることで、より選手の目線、最近よく言われる「アスリートファースト」での活動に近づくことができます。

その立場になった選手は極めて激務となりますが、競技の健全な発展のために・・・と、選手としてだけでなく競技を守り、成長させるアスリートとして、尊敬できます。

 

オリンピックの開会式や閉会式で話題になった、役員、理事がずらずらと最初に登場するシーンや、五輪出場選手がエコノミーで、役員らがビジネスの飛行機で移動するなど、???なことが目に付く日本スポーツ界。

いつまでも各競技の協会役員や理事の座にしがみつく方々より、より選手に近い立場の方が、健全に競技の発展を考え、アクションを起こしていける環境が整いやすいと言えます。

今までは協会や所属先、スポンサー任せだったアスリート活動も、近年アスリート自身が先頭に立ち、活動し、権利を作り、情報発信することで、注目を集め、アスリートとして自立した生活ができるようにする時代になってきました。

逆に言うと、協会や所属先などに頼るアスリートは結果が出にくくなってきています。

※陸連とマラソン選手の関係なんてその代表的な例です。

結果が出ていないのに、選手のせいにしかしない陸連の方々と、そんな陸連と一蓮托生な実業団に所属する選手たち・・・。

しかし、ロンドン五輪出場を果たした、藤原新選手や、最強公務員ランナー川内優輝選手などが注目を集め、女子では吉田香織選手が、市民ランナーの星としてさいたま国際で日本人一位となり、リオ五輪候補に躍り出て、先日の北海道マラソンでも強豪実業団に所属する選手を打ち負かし優勝を果たすなど、非実業団ランナーの活躍が目立ってきています。

 

早稲田大学を卒業し、米国オレゴンプロジェクトのメンバーで活躍する大迫傑選手もプロランナーとして生活していると言えます。

 

同じく早稲田大学で主将を務め箱根で大活躍した八木勇樹選手も、名門旭化成をやめ、プロランナーとしての道を歩み始めました。

www.yagi-project.com

 

アスリートが自立し、環境を作り、守るにはフェンシングのように選手会を作り、協会の活動に選手自身が参画していったり、個人競技などはプロとして活動したり・・・リスキーではありますが、様々な方法があります。

東京五輪を迎え益々スポーツに注目が集まる中、アスリートがより輝けるよう、アスリート自身がアクションしていく時代がやってきています。

そんなアスリート個々の活動にもぜひご注目下さい!!

コンテンツ力の高いアスリートって誰?どんなことしてるの?

 前回のブログで、コンテンツ力を高めない現在のスポーツ界について触れましたが、

 

masahiro5959.hatenablog.com

 

もちろん見本とするべきコンテンツ力を高めているアスリートもたくさんいます。

野球やサッカーなどの人気競技の選手は今回外しますが、野球会ではダルビッシュ選手が、Twitterなどで頻繁に情報を公開したり、

ダルビッシュ有 athlete club「Team Darvish」で会員の質問にも答えたりしているようです。

サッカー界では最近LINEブログで香川真司選手や、吉田麻也選手長友佑都選手ら日本代表の中心となって活躍する選手が頻繁にブログを公開しています。
また、海外組での集まりなどの様子も公開していて、日本のファンに向けて情報を公開してくれていますね!

人気、実力が伴った超一流選手ですら、さらにコンテンツ力を上げていますね。

チーム単位でも海外のクラブなんかはWEBでのマーケティングが非常に高くて、クリエイティブレベルもとても高いですよね・・。

マンチェスター・ユナイテッド 公式サイト - マンチェスター・ユナイテッド 公式ホームページ

アメリカのプロサッカーリーグ、MLSなんかはプレー動画を頻繁に公開してくれているので、ヨーロッパで一時代を築いた名選手たちのスーパープレーなど興味を引くようなコンテンツが盛りだくさんで、MLSってスゲーんだ・・・ってなっちゃいます(※私は。)。

 

ただ、例に挙げた方々は元々注目度が高いと言えるのであくまで参考例ですが、日本国内でメジャー競技とは言えない中、コンテンツ力を高めた選手というと誰で、どんなことをしていたのか一部紹介します。

keirin-station.com

競輪界の「玉村元気選手」

失礼ながら、私は競輪に詳しくないので競技の内容については深く触れませんが、とても面白い選手がいる・・・というのは人づてに聞いたことが数回あります。

 

この玉村選手、ゴリゴリの「ヲタ」なんですね。惜しげもなく前面に出してくれています。

http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/d093bfaf89bec124652b9dc080baff60ee187d53.33.2.9.2.jpeg

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-67-40/dongurikoba2/folder/304468/02/65498602/img_1_m?1446419628


そして、発送前のパフォーマンスも有名なんです。

 


競輪 仮面ライダー 玉村元気genkitamamura

※10秒あたりからご注目ください。

 

言葉を選ばずに言うと、実力は競輪界では高くないかもしれませんが、競輪の選手はだれも知らないけど、この選手だけは知っている・・・という方が一部個人の趣味に対する造詣が深い方々(簡単に言うとオタク気質な方々。)には知られています。
もちろん賛否両論あるのはわかりますが、競輪界の中ではコンテンツ力が高いと言えるのではないでしょうか。

続いて、卓球界から四元奈生美選手」を紹介します。

今でこそ、ロンドン、リオとメダルを獲得するなど、人気競技となりましたが、それ以前は、地味なイメージや、福原愛選手の活躍がたまにメディアに登場するレベルでした。
そんな時代に、四元選手はビジュアルで注目を集めたのです。

http://livedoor.blogimg.jp/athlete_mytel/imgs/7/e/7ed0007e.jpg

http://image.news.livedoor.com/newsimage/2/3/2389519eb9f90ed6042b84018ea28034.jpg

それまでの卓球のイメージを壊す斬新なスタイルで試合会場を沸かし、メディアの注目を集め、「卓球」そのものの認知度UPに大きく貢献したと言えます。

 

陸上界からは為末大選手」がコンテンツ力を高めたアスリートと言えるのではないでしょうか。

Twitterなどでの発言がたびたび話題に上がるなど、本質を突いたコメントや記事がニュースフィードにもたびたび取り上げられていますね

現役時代の活躍がどれほどのものだったかは知らなくても、この人知ってる・・・という方も多いのではないでしょうか。

ここまで上げたアスリート以外にもコンテンツ力を高めて価値を上げたアスリートはたくさんいますが、今回は大きく分類すると以下3タイプに分けられます。

  • 時勢にはまったタイプ(玉村選手タイプ)
  • ビジュアルに注目を集めたタイプ(四元選手タイプ)
  • 情報発信タイプ(為末選手タイプ)

時勢にはまるタイプや、ビジュアルに関しては生かせるならバンバン生かすべきですが、全員に当てはめることは難しいと言えます。

しかし、情報発信であれば誰にでも可能性はあります。

オリンピックに出ていた選手の普段の食生活や交友関係、どんなトレーニングしているのか、たまにやる珍しいトレーニングは何なのか?こんな情報がFacebookTwitter、インスタに流れていたら、いったいどれだけの人たちがちょっと目を向けるでしょうか。

まずはこの「ちょっと目を向ける」アクションが第一歩になります。

オフィシャルサイト、各種SNSページのクオリティを高め、少しずつでも毎日、定期的に情報を発信し続ける。

元々その業界ではブランド力の高いアスリートがやることなので、その影響は小さくはありません。
さらに、同競技、種目の選手やOB、OGとの交流、スポンサー、サポート企業とのタイアップなどをすれば俺ぞれが異なるフィールドでシェアしてくれるので、拡散力も非常に強まります。
トレーニングの傍ら、そのような方々との交流も地道に続けると、情報発信力も強まり、応援してくれる人が少しずつ増えてくるのです。

 

現実にはこの点に理解のない方がスポーツの現場には非常に多いので、ぜひ皆さんが普段見ているSNSなどにアスリートの記事が出ていたら、ちょっと見てください。

トップアスリートの様々な面が見えて面白いと思います!

私はそうして、視覚的に確認できるもの、データとして確認できるものをよーく咀嚼してあげてからWEBリテラシーの低い方々に理解してもらうアクションもしているので、オリンピックの時にちょっと応援してあげることももちろんなのですが、普段の投稿なんかを見てあげて、いいね!を押してあげたり、フォローしてあげたり、繋がってみてください!

それがやがて大きな力となってアスリートをサポートすることに繋がります!

そして、一人でも多くのアスリートに少しでも魅力的な情報を発信してもらえるようにアプローチしていき、皆さんが目にするアスリートからの発信がより魅力的なものになるようにしていきます!


「コンテンツ力(=ブランド力×発信力)があれば大抵のことは成功する。」

こんにちは。週10杯のラーメンを義務付けている為に、週平均30kmを走っているのに体重が減らないすーさんです。

ブログ2回目にして早速タイトルで偉そうに断言してしまっているわけですが、「コンテンツ力(=ブランド力×発信力)があれば大抵のことは成功する。」

 

もちろんそりゃそうだよ。ってことでもあるんですが、ここで

  • ブランド力(りょく)
  • 発信力
  • コンテンツ力(りょく)


について定義したいと思います。

※あくまで主観です。

 

■ブランド力(りょく)

ブランド - Wikipedia

 ブランド: brand)とは、あるサービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点(タッチポイントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。

 ブランドそのものの意味を調べると上記の通りなのですが、ここでいう「ブランド力(りょく)」もほぼ同じ意味合いです。

デザイン、価格、品質、どんな層が良く使っているか、どこで取り扱われているか、効果、得るもの、歴史、将来性・・・ブランド力(りょく)を司る要素を並べるときりがないのでこの辺にしておきますが、エルメスバーキンなんかはめちゃめちゃブランド力が高いと思っています(私は)。

ともするとメーカーや、それこそブランドのステータスを指す使い方をイメージしてしまいますが、これって一般の企業やグループ、団体、個人すべてに当てはめることができるんですね。Wikipedeia様もおっしゃっているようにイメージ総体なんですね。

 

■発信力

これはその名の通り発信する力(ちから)。ですね。いかに多くのターゲットに効果的に情報を伝えることができているのか。というステータスですね。
発信力が高いというのは、情報量、情報の質、届いた数、届けるタイミング、情報をキャッチできていないけどその情報を欲している人を探し当てる能力・・・などのステータスが高いことを指します(私は)。

 

■コンテンツ力(りょく)

コンテンツ - Wikipedia

 

コンテンツ: media content)とは、「中身」のこと。英語の関連語彙としては、コンテナwiktionary:container)の中身がコンテントcontentである。

デジタル‐、映像‐、商業‐、素人‐、などといった複合語がある。いわゆる「メディア」の中身の、文字列動画などのことで、それらの内容である著作物を指すことも多い。

 意味だけ知らべるとちょっと語弊を生みそうなのですが、前回のブログでも書いたように、私が尊敬する先輩の考え方に基づいているので、「ブランド力(りょく)×発信力=コンテンツ力(りょく)」と、認識してください。なんとなくニュアンスは伝わっていますよね?ありがとうございます。

 

と、前置きが長くなってしまいましたが、このように定義したうえでお話をいたしますと、一般企業などはもちろんコンテンツ力(りょく)を高めるために一生懸命ですよね。

ただ、私が今まで知った競技団体、アスリートは果たしてどうかというと、、、残念ながら一部を除き壊滅状態と言っても過言ではないのが現状です。

 

私が勝手に賛同している武井壮さんもFACE BOOKなどで再三に渡り警鐘を発していますが、、、ほとんどの競技団体やアスリートは自身の能力を高める(ブランド力の向上)には一生懸命ですが、発信力を高めていないため、コンテンツ力(りょく)が低いと言わざるを得ません・・・。

 

サッカーや野球など、文化としてある程度の成熟を得た競技とその選手ならまだしも、陸上やラグビー、バスケ、バレーなど、皆さんが学生時代、「友達が部活でやってたよ!」ってレベルの競技の国内トップアスリートですら、コンテンツ力(りょく)は低いと言わざるを得ません。

こんな話をすると、競技関係者の多くの方が「選手は強くなることが1番!」とか、「弱い選手がSNSとかやってもねぇ・・・そんな暇があるなら練習しなさい!」とか言うんです。※本当です。

 

選手も「練習が忙しくてそんな暇とてもとても・・・」、「僕そういうの苦手なんで・・・」とか言ってるんです。※本当です。

大きな試合などの前のピリピリした時にブログ書けとは言いませんが、24時間の中で、プロ、実業団問わず1~2時間の時間は必ずあります。

往年のアイドル並みに「時間がない」なんて選手は私見たことないです。

その時間に最初は閲覧者が少なくてもいいので、情熱を少しだけかけて、練習内容を記したり、どんなところでどんな食事をしたかとか、その競技のトップレベルのアスリートがどんな事を考え、どんなことを実践しているのか、知りたい人って実はかなりいるんです・・。※本当です。

 

国内トップクラスのアスリートなので、ブランド力(りょく)は決して低くはないですが発信力が高くないために、魅力的なコンテンツではないわけです。

魅力的なコンテンツになれば、ファンが増え、価値が高まり、スポンサーが集まり、集客も上がり、競技自体の人気が高まり、競技人口の増加につながり、いつしか、人気スポーツの仲間入りとなるわけです。

しかし、ブランド力を高めるだけで、発信力を高めないアスリートがほとんどなので、コンテンツ力の低いアスリートで溢れるわけです。

つまり、「競技能力、成績を高めるだけじゃだめ」ってことです。

逆に言えば多くのアスリートはコンテンツ力(りょく)が低いために、ファンが少なく、価値が低く、スポンサーが集まらず、試合会場に人は集まらず、競技自体の人気も低く、競技人口も増えないんですね。

リオ五輪に各競技、種目で何人の日本チャンピオンが出場していると思いますか?

この質問自体は正直どうでもいいんですが、じゃあその日本チャンピオンはどれだけ知られているのでしょう??

人気競技で、競技生活に集中できるような方々ならまだしも、海外遠征などの活動費すらままならず、家族や少人数のサポートなしでは生きていけないようなアスリートは山ほどいます。

深夜や早朝にも関わらずオリンピックをTVで見るような人たちの大半にはせめてアスリート自身が「自分」という存在を届け且つ、興味を引くようなアクションができるようでないと、多様化した娯楽の中で「スポーツ」はどんどん取り残されてしまいます。

さらに、そのスポーツさえもどんどん多様化している中で、コンテンツ力(りょく)を高めなければアスリートの生活どころか競技そのものが取り残されてしまいます 。


それでもいまだに多くのアスリートはコンテンツ力(りょく)を高めようとせず、生活のためにスポンサーを探します。

「私は○○で日本ランキング○位です!○年後のオリンピックで必ずメダルを獲り御社の広告をいたしますのでどうか活動資金をください!」

 

もちろん間違っているとも否定する気もないんですが、・・・・・。

このご時世もっとやることあるでしょ?ってことです。
それについては次回以降のブログ内容につながるので、その際に詳しく書きます。

 

もちろんアスリートによっては、ブログとかSNSとかでどんどん情報発信したいし、露出もしていきたい・・・って方はいるにはいます。
だけど、そんな人たちも「所属先がそういうのNGで・・・」、「協会がNGで・・・」なんて、ことが起きているんです。
WEBリテラシーが低い人たちが管理、マネジメントすることの弊害ですね。

 

私は自社製品が流通するに際し、どのように売れる仕組みを作るのかが自社のブランド力(りょく)に直結することになるので、「どのようなアスリートがどのような形で自社製品を露出してくれているか」が重要な要素になります。

 

なので、アスリートのコンテンツ力(りょく)を高めることも大きな課題として取り組んでいる業務なんですね。

だいぶ、長くなったので、次回のブログでは、じゃお前が言う「メジャーな競技でないアスリートでコンテンツ力が高いとする人」ってどんな人で、どんなことしてるの?について書いていきたいと思います。

ブログをはじめました。

はじめまして。


私はとあるスポーツコンディショニング商品を製造販売している会社に勤めています。

自社商品が「正しく」流通し、ユーザーの皆様へ届くかを日々模索し実行し、

「結果を出す」のが仕事です。

主に様々な競技のアスリートの皆様に自社商品をご愛用いただき、
アスリートや競技自体の魅力を発信しながら、商品の販促に繋がる活動をしています。
もちろん自社商品を通して、アスリートのコンディション維持に役立てるような活動も重要です。

プライベートではラーメンとフットボールをこよなく愛しているつもりです。
週10杯のラーメンを食し、週末はサッカーから飲み会という生活をしています。

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こういうラーメンが主食です。
アスリートから言わせれば「ドレッシングを一気飲みしているのと変わらない」そうです。そうですか。ありがとうございます。いただきます。

週末は、

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tcfc.jp

TOKYO CITY FCに所属し、東京都社会人リーグや区リーグでサッカーしたり、

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こんなメンバーと定期的にレッズランドという今年から使用料がほぼ2倍になったサッカー施設でサッカーを楽しんでいます。

なぜいまさらブログを始めたのかと言うと、
「アスリートや競技の魅力を伝える」という仕事も、重要な任務となっており、会社としての「コンテンツ力」を高めていくことが、その任務を遂行する上でとても重要になっているからです。

いきなり「コンテンツ力(りょく)」とか言い出してしまいましたが、これはまだ若かった頃、
「コンテンツ力(=ブランド力×発信力)があれば大抵のことは成功する。」
と、とても尊敬する知り合いに教わったことを、今も心の引き出しの取り出しやすいところにおいてありとても大事にしているんです。
※あくまで主観です。※「コンテンツ力(りょく)」については次回以降のブログで詳しく説明したいと思います。

そのうえで、会社の「コンテンツ力」を高めるために中心になっている人間が、個人の「コンテンツ力」も持たずして何を言っているんだ。と(これまた尊敬する知り合いに言われ)認識を改め、このブログを通して、自身の「コンテンツ力」を高めようという算段なんですね。

あとはいろいろなアスリートの皆さんから、Facebookじゃなくてブログとかで書いてよ!とか、らーめんブログやってよ!とか言われ続けてるのも大きいですね。

きれいごとを言うと、特に若い世代の方々を中心に、僕が実際に見た、経験したスポーツビジネス界を(時には裏側だったり)お伝えすることで、今後のスポーツ界において若いエネルギーがメインの動力源として引っ張っていってもらいたいからです。

その結果、日本国内ではまだそこまで知名度の高くない競技や、オリンピック期間だけ注目されてお終い。という競技をしている魅力的なアスリートの力になれたら最高です。

最近知り合った若い世代の方々の知識や能力は非常に高いものも感じます。
そんなエネルギーが、アスリートやスポーツ全体に広がっていったら・・・とワクワクします。


と、いう事でとあるご縁もあり、こちらのHatena Blogでブログを開設することにいたしました。

スポーツ業界でアスリートの方々と関わっていく中で起きた様々なシーンを「営業職」というフィルターを通して可能な限りインフォメーションすることで、個人としても、アスリートの皆さんやその競技の魅力を広く伝えていきたいと思っています。