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アスリートとラーメンと俺

アスリートサポートとラーメンに懸けるスポーツコンディショニングメーカー営業職のブログ

何でケニア人ランナーはマラソンが早い?

先日のボストンマラソンで大迫傑選手がマラソン初挑戦ながら3位に食い込み近年低迷を続けていた日本マラソン界に久しぶりの明るい話題を提供してくれました!

www.asahi.com

タイムが出やすい気候ではなかったので(タイムを出すには少し暑い)、優勝したジョフリー・キルイ選手(ケニア)で2時間9分37秒。大迫選手と同じオレゴンプロジェクトに所属するゲーレン・ラップ選手(米)が2時間9分58秒に続くタイムとしては悪くないというか素晴らしかったのではないかと思います。

※ちなみにマラソン日本記録10傑は以下の通りです。
高岡寿成カネボウ)2.06.16 2002年10月23日
藤田敦史富士通)2.06.51 2000年12月3日
犬伏孝行大塚製薬)2.06.57 1999年9月26日
佐藤敦之中国電力)2.07.13
⑤児玉泰介(旭化成)2.07.35
今井正人トヨタ自動車九州)2.07.39
谷口浩美旭化成)2.07.40
藤原新(東京陸協)2.07.48
油谷繁中国電力)2.07.52
⑨国近友昭(エスビー食品)2.07.52

上位3位の記録はもう20年近く破られていません・・。

この間、世界のマラソンシーンはケニアを中心としたアフリカ勢の進化が止まらず、
日本と世界の差は広がり続けています。
ちなみに世界記録10傑は以下の通りです。

順位 記録 名前 大会名 大会日
1 2:02:57 デニス・キメット
Dennis Kipruto Kimetto
ケニア(KEN) ベルリン 2014.09.28
2 2:03:03 ケネニサ・ベケレ
Kenenisa Bekele
エチオピア(ETH) ベルリン 2016.09.25
3 2:03:05 エリウド・キプチョゲ
Kipchoge, Eliud
ケニア(KEN) ロンドン 2016.04.28
4 2:03:13 エマニュエル・ムタイ
Emmanuel Kipchirchir Mutai
ケニア(KEN) ベルリン 2014.09.28
4 2:03:13 ウィルソン・キプサン
Wilson Kipsang Kiprotich
ケニア(KEN) ベルリン 2016.09.25
6 2:03:38 パトリック・マカウ
Patrick Makau Musyoki
ケニア(KEN) ベルリン 2011.09.25
7 2:03:51 スタンレー・ビウォット
Stankey Kiplrting Biwott
ケニア(KEN) ロンドン 2016.04.24
8 2:03:59 ハイレ・ゲブレシラシェ
Haile Gebrselassie
エチオピア(ETH) ベルリン 2008.09.28
9 2:04:11 Tola Adere Tamirat エチオピア(ETH) ドバイ 2017.01.20
10 2:04:15 ジョフリー・ムタイ
Geoffrey Kiprono Mutai
ケニア(KEN) ベルリン 2012.09.30

 

ここ数年も好記録が出続けているのがわかるとともに、やはり目立つのはケニア勢。

なんでケニア人は速いの?
弊社ケニア人ランナーにいろいろ質問してみたので、ご覧ください。

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ケニア人はなぜ速い?
それにはまずケニアのランニング事情を少し話す必要があります。
ケニアにはランニングが盛んな地域が複数個あり、それぞれに代表的な部族などがあります。
なのでナイロビなどの都市部の人たちもみんなが速いというわけではないです。
日本でケニア人ランナーが速い理由を検索すると、牛泥棒の部族の話がよく出てくるみたいだけど、みんながみんなそんなわけじゃないです(笑)

①生まれつきの高地トレーニング
僕が生まれ育ったエリアは標高1800m位でした。
そこで中学生まで、通学にに5km、日本のように給食がないのでまた5kmかけて帰ってお昼を食べて、また往復10km。その後もママの手伝いで水を汲みに往復4kmなど、小さいころから高地で毎日20km以上走っていました。
日本人でこんな経験はできないですよね。
それでも10歳までは長い距離を走らないように指導されていました。怪我しちゃうから。その辺のけがへの意識づけも僕のエリアは高かったと思います。

②高エネルギーの食材を少量摂ることで内臓が収縮し、腰の位置が高くなる。
これは意外と知られてないんですが、内臓が小さいので余計なスペースが上半身にないんです。なのでその分腰が高くなって上半身が短くなります。
例えば卵。日本人は朝から目玉焼き2つとか食べますが、ケニアの鶏は動き回って地中の虫などをたくさん食べて育っている為非常に栄養価の高い卵を産みます。
そんな卵なので1つ以上食べたらすぐニキビができちゃいます。(笑)
貧しいので量は食べられないけど、自然で栄養価の高い食べ物を少量摂り続けていくことで、生活が成り立っています。
その結果内臓は大きくなる必要がなく、日本人に比べると小さいので、エネルギー効率もいいですし、上半身が短くなり、小路が高くなるので、ストライドの点でも有利になります。

③速い人が多い。
そんな人たちが大勢いるわけですから、周囲の大人は速い人が多いです。僕は高校から日本に行けましたが、ケニアンドリームを掴むために今でも多くのランナーがしのぎ削っています。日本を含む海外で成功した人たちも多く、イテン(ITEN:標高約2100m、ケニア西部の人口4000人ほどの町ながら、今でも多くのケニアトップランナーがトレーニングを行っている。)では何百人ものランナーが各グループでトレーニングをしています。そんな中で一緒にトレーニングできることは強くなるために最高の環境とも言えます。

④ハングリー
マラソンで成功すれば大金持ちになり、家族を安心させることができます。
厳しい国内争いを制することができればオリンピックに出てメダルを獲ることができます。海外のレースで賞金を獲得して帰らなければいけません。
さらに強くなるには遠征費や生活費も必要です。
そのためにはレースに勝って、スポンサーを獲得して、またレースに出て・・・という事を続けなければいけないのです。
なので、怪我をしないようにトレーニングをして、レースでは必ず勝つという気持ちが日本人より強いと思います。

 

 

…いかがでしょうか。
まさに走る民族!!

走るのに有利な高地で生まれ育ち、走りに適した体つきへと進化を遂げたのがケニア人ランナーなんですね。
アフリカ人の身体能力が・・・なんて簡単な問題でもないんですね。
あと当たり前ですがケニア人のみんなが速いわけじゃなく、速いのはある部族やエリアに集中しています。その辺も戦闘民族サイヤ人感が出ていて個人的には好きです。
ブラジル人全員がサッカーうまいわけでもないし、日本人が全員寿司握れるわけじゃないし。(笑)
日本がケニア式の生活をすることは難しいけれど、ケニア人ランナーは怪我を予防することに関してはすごく意識が高いです。
シューズ選び、走るコース、体調に合わせたメニュー・・・
そういった面は参考にしながら、日本人は日本人特有の我慢強い(それが怪我を生んでいることも事実ですが・・。)面が融合すれば・・・
最近は実業団を飛び出して活躍するランナーが増えてきているので、今までにはない独自性を持ったランナーが増えてくると思います!
楽しみですね!

あの頃と比べられましても・・・

www.excite.co.jp

最近何かと話題のキングコング西野さん。

個人的にはなぜ賛否両論起こっているのかわからない程の西野派なわけですが。
またもや不思議なご意見を発した方がいるそうな。

背景は皆さんで確認いただくとして、気になったのは、

※以下引用
「成功の可能性は限りなく低いと思いますよ」と語るのは都内で複数店舗を経営する古書店主だ。

「彼が企画しているのは『売り手自身がメモをしたりふせんを貼ったりした本を取り扱うネット古書店』なのですが、単なる思いつきレベルのアイデアだと言わざるをえません。30年以上前に実店舗で同様の取り組みをした古書店が神田にありましたが、人気作家の所蔵本が少し売れただけで他はサッパリ売れなかった。西野さんが立ち上げるサイトも、これだけのアイデアでは100%失敗するでしょうね」※本文ママ

なんと30年以上前のデータを基に、今回の西野さんのアイデアは失敗すると断言しているのだ。

 

と、実はこのケース、アスリート自立、支援の場でも同じようなことをいう関係者やアスリートもいるんです。

「その方法は○○さんが○○年前にやったけど結局うまくいかなかったみたいです。」
「〇〇年前に○○社が募集した時結局とん挫したみたいです。」

愕然とします。

 

現代とは情報量も情報処理能力も、情報を受け取る側のウェブリテラシーも数年前、とは大きく異なっているのにまだそんなこと言って、結局お金持ちか業績のいい会社に支えてもらおうと思っているアスリートや関係者が多いんです。

「○○選手の地元の特産品(その時は野菜と風呂敷などに使われている歴史ある布製品でした)をブログやSNSで紹介しながら、地元の魅力を広げる活動をして、地元にファンを増やしながら、その販売チャネルも持ってみたらいかがでしょうか?
それで来年世界選手権に出場するための渡航費やそれまでの遠征費用をクラウドファンディングなどで集めてみては?リターンは世界選手権の報告会招待や、地域の小学校などで無料講習などいくらでも方法はありますよ!」

「今コーチをやっている〇〇さんが現役時代(10年前)にブログをやっていたらしいのですが全然効果はなく、クラウドファンディングも知らない人からお金を集めるのは抵抗があります。販売と醸したことないので何をしていいかわからないです・・。」

もうお手上げです(実際はさじを投げないで一つずつと自立するための資金生成方法を説明しましたが。)。

10年前と今の時代じゃやれる方法も大きく異なります。僕ですらこの方法はすでに古いのではと思っています。
でも何もしないよりはマシです。

大体〇年前に上手くいかなかったから・・・と言って、辞めてしまう論理は通用しますか?
僕にはわかりません。その論理が通用するなら極論宇宙開発できないです。

アスリートだからこそ、こんな便利な時代だからこそクリエイターとして、アスリートとして、多くの方に影響を及ぼすことができるのに・・・。
※ちなみに今回のケースのアスリートはある競技で3年連続日本チャンピオンに輝いたもののあオリンピック出場派遣記録を突破できずオリンピックには出場できな勝手レベルの選手です。

物事で過去成功しなかった理由を上げればなんでもたくさんありますが、それが今失敗する理由には当然あてはまりません。

ローリスクなチャレンジは方がた言わんとガンガンやったらいいんです。
ちょっとの労力で成績が下がってしまうくらいのアスリートはどうせ勝てないよ・・。

今回のニュースを見てこんなことを感じましたって話です。

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板橋のソウルフード。あぺたいとです。


想像を絶する…トップアスリートの「減量」

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ある人気ボクシングマンガでもインパクト強い1コマです。

ボクシングやレスリングには減量がつきものですね。

でもなんで減量するのでしょうか。
減量する必要がない階級で戦えばいいのに・・・。

僕は昔からそう思っていました。

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過酷な減量と向き合うことができずに、第一線から退く選手も多いと聞きます。

何ででしょうか。

という事で、レスリングの世界選手権やオリンピックにも出た選手から話を伺ってきました。

■減量ってきついですか?
➡めちゃめちゃきついです。個人差や階級にもよりますが、僕の場合は試合前日に計量があるのですが、それまでに1か月少々減量期間に費やします。1ヵ月ちょっとで10㎏~12㎏絞ります。

■1ヵ月で12㎏??その期間の生活ってどんな感じなんですか?
➡そうですね。トレーニングはいつもと変わらずやります。さすがに試合が近くなったらピーキングを合わせるために少し強度を落としますが。
食事は試合2週間くらい前までは夜は抜いて朝昼に最低限の食事をとるといった感じです。ご飯1杯に漬物や納豆とかですね。

■そんな食事量でトレーニングを行うんですか??汗
➡はい。身体からエネルギーがなくなっている中でもトレーニングを続けています。結構きついです・・(笑)
水分や食事を制限する中で、身体が水分を欲しにくくなり、胃も小さくなってきます。

■一番きついのはどの段階ですか?
➡大体残り1週間の段階であと3㎏位ってとこまで達します。でもその頃にはもう身体も水分は枯渇していて、もうこれ以上落ちないんじゃないかってレベルに達しています。
その頃には食事も1日1回お昼のみとかになります。
水分の摂取もどんどん控えていき、朝と夜にうがい、練習中もほんのちょっと飲むくらいですね。
減量の進行具合にもよりますが最後のラストスパートで食事を一切取らないタイミングが数日あります。水も飲みません。トレーニングは軽いものになるので、飢えと渇きが究極の中とにかく寝るようにしてます。

■どこで解放されるんですか?
➡試合前日の軽量です。無事終わればやっと水分を取ることができます。喉を水分が通るのは2~3日ぶり!!とかなのでとにかく体に染み渡るのを感じます。
その後、私の場合はよく茹でたうどんや、おかゆをガッと食べます。
そして夜はカーボローディングのために炭水化物を多く摂るようにしています。

カーボローディングの原理と方法 | 肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)

■そもそもなんで減量するの?減量が必要ない階級に出ればいいじゃん・・・
➡例えばある階級の平均が170cm65㎏だとします。
ここに通常180cm70㎏の選手が出たら強いと思いませんか?
でも階級があるので70㎏のままでは出れません。なので減量して65㎏、さらにその下の階級・・・とするのです。
でもみんながそうしている今、減量しない体重で出ると、相手は全員自分より身長が高く、不利な戦いになってしまいます。

■現状減量ありきの競技となっているわけですね・・・。
➡そうですね。実際に計量後は4~5㎏体重が戻ります。いかにパワーをもって回復させるかがカギとなっています。

■そんなことが大会や試合の度に行われるんですね。
➡五輪は4年に一度ですが、世界選手権などでの結果が出場権に大きくかかわるので、ナショナルメンバーに選ばれ続けないといけません。レスリングは実績は関係なく、選考対象となる大会での結果が世界選手権や五輪の派遣基準となるので、注目が集まるのは五輪ですが、それ以外にももちろん大会はあるのでその都度厳しい減量と向き合わなければなりません。
簡単に4年また頑張ろう!って思えないところは正直なところですね・・・。



トレーニングに加え、過酷な減量を繰り返している階級制スポーツのアスリート。
そんな選手たちの実情が少しは伝わったでしょうか。

何大会も連続で五輪に出場するという事は陰で過酷な減量に何年も耐え続けているという事になるのです。
それを知ってしまったら東京五輪もがんばってください!とか、東京五輪でリベンジ!とか軽々しく口に出せないですよね。。

 

そんな僕のお昼は二郎インスパイア系でした。

用心棒 (ようじんぼう) (神保町/ラーメン) - Retty

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空気を読むだけではアスリートとは付き合えない

そもそも僕は嫌いなんですよね。
「空気を読む」、「空気を読めよ」。

特に昨今の日本では、みんなが「空気を読む」ことに疲弊してない?って思います。
「空気を読む」ことに終始した雰囲気の「空気を読む」中にいること。

ポジティブな要素は少ないと思います。


別に雰囲気をあられもしない方向にもっていくとか破天荒なことをしろってわけではなくて、空気なんて読まないで、良かれと思ったことはどんどんやるべきだなと。

 

先日、アスリートが弊社では扱っていない着圧系インナーアイテムに興味があると言っていたので、知り合いのポーツメーカーの方をアスリートに紹介するため、練習場所に一緒に行きました。

でも結構、こういう場で、選手にいろいろ提案することができる人ってあまり多くないんですよ。
紹介してくれた僕に遠慮したり、あまり深く聞きこんだりしたら選手に失礼なんじゃないか?とか、着圧式インナーのメリットデメリットなんて選手はとっくに知っているんじゃないかとか・・・。

相手の気持ちもわからないまま謎に「空気を読む」んですよ。
気を遣いすぎてるんですね。

もちろん、
■紹介してくれた鈴木さんを差し置いてガンガン自社商品を紹介するのってどうなんだろう・・。
■去年の大けがのこととか今更触れたりするのは不快かな・・・。
■トップアスリートだし今更着圧式インナーのことなんて知ってるよな。釈迦に説法みたいなことしたら失礼だよな・・。

全く思わないこともどうか友うけど、ここを気にして、本質である、「選手が望情報を伝えきれない」という方がはるかに問題だと思うのです。

かくいう私も3年前に、怪我からの復帰で行きつまっているあるプロ野球選手が弊社商品に興味を持っているからぜひ来てほしいと、シューズメーカーの知り合いを通してコンタクトがあり、練習場所に同行する機会がありました。

そこで私は有名な選手であったことへの緊張もあり、
シューズメーカーの知り合いが連れてきてくれているのに自社の話ばっかりはできないよな・・。
■怪我からの復帰で調子崩しているところであまり込み入った話はしちゃいけないよな・・。
■電子バランスとコンディション、ミトコンドリアとエネルギー生成の話なんてしたって、どうでもいいから効くなら早くくれよって思われちゃうよな・・。

と、ネガティブながらも空気を読んだつもりでした。
※これまでの経験上、なんかよくわからないけど効くならちょうだい。みたいな選手が多かったことも確かです。


同行してくれたシューズメーカーの知り合いにちゃんと説明してあげて欲しいと指摘をいただき、しっかり説明したとことろ、とても真剣に話を聞いてくださり、今でも欠かせないアイテムだとことあるごとに言ってくれています。

空気を読む読まないってよりは、「ちゃんとやるべきことはしよう。」、「提案すべきことは提案しよう。」、「自分の考えはしっかり伝えよう。」ってことですね。

その内容は常にブラッシュアップし続けて、より精度の高い内容にしなければいけないのですが、「実践なくして成長なし。」なのでどんどんそういう場を作っていかなければいけないと思うわけです。空気なんか読んでる場合じゃないんでです。

「気を遣う事」と「空気を読む」。定義や基準がわからないですが、気は遣うけど、その結果、本質や目的を見失わないようにしたいです。

「空気を読む」人たちで作られた「空気」なんて読む暇があるなら、日経新聞を読みましょうって話でした。

世界チャンピオンの窮状

先日興味深い番組があったので、それを視聴した感想を少し。

 

2017年1月28日放送|[キャッチアップ]あるある議事堂|テレ朝動画

 

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深夜番組ながら、今田耕司さんと大久保佳代子さんという豪華なMCでテーマに沿ったあるあるを話していくというまぁ比較的よくあるタイプの番組ですね。

 

そして、今回の議題?はというと・・・

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「世界チャンピオンなのにマイナー競技なので全然有名じゃない選手」!!

 

ゴールデンタイムの番組でも時々扱われる内容ですね!!

大体がレスリングや、アーチェリーなどのメダリストは意外と収入が少なく、その対比として、プロ野球選手や元有名Jリーガーなどの驚きの収入を・・・といった内容。

 

しかし、今回はオリンピック競技でもない「ジェットスキー小原聡将選手」、「一輪車:佐藤彩香選手」、「ウィングスーツ:伊藤慎一選手」といった世界チャンピオンが出演。

と、まず紹介されたウィングスーツ世界チャンピオンの伊藤選手の紹介動画を見た今田耕司さんの一言が・・・

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正直なところだったのでしょう。空撮はまわりの風景が変わることが少なく臨場感やスピード感を感じにくいんですね。

そこで、エクストリーム系の映像でよくある崖から飛び降りて、崖と崖の間を飛ぶ映像を紹介し、今田耕司さんも大久保さんも興奮したところ、伊藤選手が一言・・

 

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気持ちはわかるんですが・・・結局見た人がどう思うかなので、伝え方だとは思うんですよね。

 

何より問題だと思ったのが、選手達の窮状を知った司会の今田耕司さんが「スポンサーとかつかないの」と質問した際に答えたこの一言・・・

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「付く訳ない」わけないだろう。と。

競技の普及にあまり興味ないのかなとも思えますけど、スポンサーがつかない理由が「広告スペースの少なさ」

「地上から見えるわけではないから」

だそうです。

 

この時代にそれ以外の広告スペースなんていくらでもあると思います。

興味を引くような動画をより多くの人に広げれば、それ自体が優秀なコンテンツとなるわけです。しかし、用意した(された?)動画は今田耕司さんの一言に表現されているように一般的な興味を引くものではなかったと。

世界チャンピオンの飛行(というのかな・・)がスリリングなものであったり、解説動画などがあればまだましなのかなとも思います。

もとより、非日常的な世界観を世界チャンピオンとして表現できるなんて人は世界に1人しかいないのですから・・。

対して、一輪車の佐藤彩香選手が番組の終盤に自身の技術を披露した際・・・

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大久保佳代子さんの一言は・・・

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大久保さん自身はあまり興味を持ってはいないようですが・・・やはり一般的に馴染みの無い競技としての一輪車も世界チャンピオンの美技ともなると、やはり目を引きます。

ジェットスキーUAEやタイなどの王族の間では大変人気なスポーツでそのようなエリアでは小原選手は絶大な人気を誇っているとのこと。

東京新聞:ジェットスポーツ・小原聡将 世界V3度、水を斬るサムライ:知られざる世界ランカー:特集・連載(TOKYO Web)

ちょうど一年前のニュースですが、こと、日本においてはまだまだ注目も集まらずアスリート生活は難しいようですが、物品提供がメインとは言え、30社ほどのスポンサーを集めているとのこと。

 

マイナー競技と言われる競技のアスリートこそ、もっともっとコンテンツ力を高め、自身の広告価値を高めていく必要があると思います。

まだまだそのあたりのリテラシーは低すぎると感じました。

このご時世、誰もがクリエイターとして、動画をインターネット上にアップできる時代です。

魅力ある動画を作るうえで、「馴染みの薄い競技の世界チャンピオン」ってものすごい引きが強いですよ。世界に1人しかその動画は作れないんですから・・。

それを定期的にSNSで拡散していけば。。。

何万人に見てもらえる媒体なんだから、既存のスポンサーへの恩返しにもなるし、スポンサー集めの営業ツールにもなると思うのですが・・・。

 

小原選手の場合、Facebookの友達が約1,000人、Twitterのフォロワーが360人。

佐藤選手の場合、Twitterのフォロワーが約18,000人!そして芸能活動も行っており、すでに様々な番組に出演しています!まぁ、芸能事務所に入っているので、その辺のバランスは難しそうですが、イチアスリートとしてはとんでもない魅力を持っていることは確かです。

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タレント活動されているだけあってビジュアルも抜群!

 

まだまだアスリートがやれることはあると思いましたし、

そんなアスリートの支えになれたらと思います!!

 

スキージャンプについて僕たちは知らなすぎる。

先日こんなニュースがスポーツ界を賑わせました。

www.asahi.com

 

凄いですよね。

ちなみに高梨沙羅選手はまだ20歳。
歴代ワールドカップ最多勝記録が53勝。
昨シーズンの高梨沙羅選手じゃワールドカップ14勝。

今シーズンは現在のところ6勝。
今シーズン中にワールドカップ最多勝記録を更新するのでは、、、と言われている。

札幌五輪長野五輪での「日の丸飛行隊」の活躍や、最近では既述した高梨沙羅選手や「レジェンド」葛西紀明選手の活躍などもあり、日本人の私たちにも比較的なじみのある競技だと言えます。

 

ただ、そんなスキージャンプのことあまり僕たちは知らないですよね・・。

かくいう僕自身、助走して、できるだけ遠くまで飛んで着地する…くらいしか知りません。
もちろん実際には助走時や踏切、飛行中、着地と、それぞれ非常に高度な技術を擁し、また、風などのコンディションに対応も要します。

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なんで急にこんな話を始めたかというと、先日「清水礼留飛」選手がショールームにお越し頂いた際にいろいろと面白い(というのもどうかと思いますが)お話を聞いたからなんです。

www.meg-snow.com

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現在ワールドカップ真っ只中のスキージャンプ。世界各地で熱い戦いが繰り広げられているわけですが、実はこの競技・・・ジャンプ台によって、助走の角度や長さ、着地エリアの角度など異なるそうです。

これって結構すごいことです。

記録競技であるにも関わらず、会場によって、環境が異なるなんてなかなかないことです。(マラソンなど距離を走る競技ならまだしも・・。)

一瞬の勝負と運が結果を左右する競技です。

様々なシチュエーションに対応しなければいけないんですね。

 

あとは毎年のように変わるルール改正も一般的にはあまり知られていないかもしれません。

 

スキーの板の長さやビンディング(ブーツをはめる器具)の位置など細かなルールがあります。

 

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くらっとするくらい細かいですね・・。(笑)

またジャンプスーツにも細かい規定があります。

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そしてこのルール改正は技術の進歩で飛距離が長くなりすぎることを抑えるための安全策ではあるのですが、小さい体でテクニックに優れた日本人には不利と受け取れる改正が多いんですね・・・。

 

ちなみにこの細かい規定を順守しなければ失格になるのでみんな守らなければならないのですが、このチェックが抜き打ちで全員チェックではないそうです。

もちろん日本人チームはルールを順守していますが、海外勢は結構強気でギリギリ(オーバーすることも・・(笑))みたいです。

そして、海外勢の方が勝負の結果に貪欲な選手が多いと感想を持っているみたいです。

サッカーでもそうですが、正々堂々戦う事を美徳とする日本人と、マリーシア(ずる賢さ)も技術の一つとする南米などとは勝利に向かうアクションに違いが生まれますね。

 

こと、スキージャンプにおいても少なからずそのような現象が見て取れるってことですね。

そんな中、歴代最多勝記録を更新しようとしている高梨沙羅選手や、オリンピックの度にメダル候補になる日本チームはいかにすごいかという事がわかります。

 

ジャンプの踏切りの際にもスピード表示が出ていますが、スピードがあればいいって単純な話でもないみたいです。

そして、助走に入るときはやはり怖いみたいです・・・。
そりゃそうですよね。あの角度にあのスピードで突っ込んで板履いて100m以上飛ぶんですから・・・。

 

一瞬で明暗の分かれる競技ですが、その一瞬には勝負を分ける様々な要素が詰まっています!

正々堂々、海外勢に比べ小さいとされる身体で技術と工夫と努力で勝利をつかみ取るスキージャンプ!ぜひオリンピック以外でも注目してみてください!!

モーグルの選手といろいろお話した話

先日、モーグル日本代表の星野純子選手がいらっしゃいました。

ソチオリンピックにも出場したトップアスリートです。

モーグルってなんとなく皆さんもご存知かと思います。

 

急斜面のこぶこぶコースを滑り、途中に「エア」と呼ばれるジャンプもあり、
そのスピード、技の正確性などを競うものです。

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1998年の長野オリンピック里谷多英選手が金メダルを獲得し、
上村愛子選手はその長野五輪で一躍人気アスリートの仲間入りをするなど、

国内でも知名度は高く、世界でも強豪国の一つとしてあげられています。

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そんなモーグル日本代表が先日、弊社ショールームにお越しくださいました。

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美人アスリートとしても名の知られている星野純子選手は昨シーズンの大けがから実戦復帰を目前に控えていました。

モーグル界の現状や未来、オリンピックに出場するまでの今後の取り組みなど多岐にわたりお話しすることができてとてもいい時間を過ごすことができました。

そこでいろいろなお話をして感じたことをつらつらと書き記したいと思います。

ちなみに2018年は冬季五輪が各国・平昌で開催されるので、

今シーズンの戦いが非常に重要になります。

モーグル含め五輪競技の多くは「国別出場枠」があります。
ワールドカップなどの対象となる試合の成績で国別に順位がつけられ、
その順位に応じて国別の出場枠が変動します。

 

世界ランクの低い国は一人も出場できなかったり、一人しか出れなかったり、
逆に強豪国は複数人の出場が認められます。

 

なので、個人競技とは言え、ナショナルチーム全員で国別のポイントを獲得し、
一人でも多くの選手が五輪に出れるように一丸となって戦うのです。

 

少しでも多くの選手が大舞台に立てる機会があれば、競技の認知度も上がるし、
「五輪に出場する」という事は非常に大きな影響があります。

しかし反対に出場できないとなるとそのダメージは想像以上に大きいです。

どういうダメージかというと、強化費の削減が代表的です。


今回お越しいただいた星野純子選手の競技。モーグル(フリースタイルにカテゴライズされています)が加盟しているスキー連盟を例にしましょう。

スキー連盟には以下6つの競技団体を統括管理しています。

 


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この6団体はもちろん競技によって、世界での成績は様々で、ジャンプやスノーボードは世界的な強豪国として知られていますが、アルペンクロスカントリーは世界の舞台ではなかなか結果が出せずにいます。

そうなると、強化費の振り分けは必然的に結果を出している競技と、
結果を出していない競技では大きな差が生まれてきてしまいます。

それ自体は仕方のない部分だと思うのですが、
弱いからと言ってお金を出さないとなると、どのような現象が起きるのか。

■強化合宿や海外遠征などができない

お金がないんだから当たり前と言っては当たり前ですね。
その結果、国内はおろか海外のトップレベルの選手たちと切磋琢磨する機会が減少して世界との差は広がる一方です。

■ジュニア世代の育成に手が回らない

お金がないんだから当たり前と言っては当たり前ですね。
その結果、せっかく恵まれた才能を持っていても、サポートがいきわたらず、
せっかくの才能を開花させることなく競技をやめてしまう選手が増えてしまいます。

■選手への負担増

お金がないんだから当たり前と言っては当たり前ですね。
その結果、とくに冬季競技は練習環境が限られていたり、
道具にお金のかかる競技が多く、
競技生活を断念せざるを得ない選手が続出してしまいます。

➡結果、更に弱体化して、更に強化費が減る負のスパイラルに陥るのです。

それなのに、アルペンスキーなどは国内で自分たちが定めた「五輪派遣基準」(夏季五輪などでも多くの競技が設定している謎の基準)に達していないとして、せっかく持っている貴重な「国別出場枠」を。活用しなかったりもします。

選手を派遣しない理由として、下記言い分をよく耳にします。

■五輪は出場するだけでなく結果を求める

■勝つために選手を派遣する

■予算の問題もある

なんとなく言っていることはわかりますが、五輪に出場することで国内トップ選手が世界のトップ選手から直接吸収できることはたくさんあり、成長の大きな糧となります。

その影響を五輪に出場できなかった他の選手が刺激として受けて、
国内レベルの向上につながるのです。

なので、出場できるチャンスは絶対に生かした方がいいに決まってます。

けれど、ああそうか、予算の問題でね・・。ただの思いで作りじゃねーんだよと・・。わかります。わかるけどじゃあ開会式や閉会式で見る選手がエコノミーで往復してる中、ビジネスで往復してるおっさん達(世界で唯一、出場選手より同行した競技役員の方が多い珍しい国が日本です。)はなんだありゃ・・。

ってなります。

あのおっさん一人減らして選手連れて行った方がはるかに有益なんですけど・・・。

と、まぁネガティブなことを考えたりもしますが、
星野純子選手のようなアスリートが、
少しでもいい環境で競技に取り組めるようになるといいな・・と。
そのためにサポート側もやれることはたくさんあり、
アスリート側もやれることはたくさんある。

まずは競技の魅力を知ってもらう事から!!という事で、
そんな星野純子選手も出場予定のモーグルワールドカップ日本ラウンドが2/18~19に田沢湖で行われます!

J-SPORTS系列でのTV放送もあります!!

www.jsports.co.jp

スピードとテクニックを競う非常にエキサイティングな競技です!!

ぜひご覧ください!!