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スポーツとか色々書きます

本気でその値段??

先日としまえんのプールに行きました。

率直に言うと中で売ってるフードやらなんやら高すぎ!!!
俺の記憶が正しければ焼きそば800円とか、ラーメン1000円とか。

これ買って満足する人いるのかな。
少なく見積もって値段見て買うのやめた人を15人は見たよ。
※売店横のスペースにシート広げて居座っていたので。

シートにいて売店を注視していた時間なんて高々数十分だからね。
その間に大勢が「高っ!!」て顔して、口に発して買うのやめていました。

祭りの出店なんかだったら、その筋の取り仕切ってる人たちが値段とか決めてるからいいんだけどさ。
としまえんのプール内はそれでいいのか西武さんよー!!

シーズン中だからこそ、人目に多く着くからこそ満足度高めて良心的!また来たい!って思わせなきゃいけないんじゃねーの?バイトの男の子暇そうに突っ立たせてるだけでいいのか??5人に3人は値段見て帰っていったぞ!?

 

焼きそばなんてどう考えても1日300食出せたとしたら1食40円とかでできるやろ(もっと安いかも※人件費は別ね)。
これを400円で売っていたとすれば(俺の記憶が正しければ800円くらいで売ってました。)5人中5人買ってくんじゃねーの?
5人が来て2000円売り上げるか1600円売り上げるかどっちがいいんだとしまえんよ!

※ちなみに私は親戚の子供含め子供3人大人2人で行きましたが、値段を見てフードコートでは何も買わず持参していたおにぎりで粘りました。焼きそばが400円ラーメン500円なら全員に買ってあげてましたね間違いなく。

どうせ同じ3000円くらい使うなら有意義に使いたいです。ケチですみません。

まぁ400円にしない、できない理由はたくさんあるんだろうけど。
800円で焼そばを売るってnなんだか砂漠で水を1万円で売る人の感覚に似ている気がして嫌悪感を抱きました。

 

似たようなことがスポーツ観戦の時にも思うんですよね。
東京ドームでビール買うと800円です。
4000円の予算を持ったサラリーマンに5杯飲ませるか、6杯飲ませてお釣り以上のつまみ買わせるか。

可愛いお姉ちゃんの健気な笑顔に騙されて800円は高くないかもだけど。
実際去年友人といった時は売り子のお姉ちゃんと目が合うたびにビール頼んでました。

満足度の問題なんですよ。

高かったなぁ…と思って帰らせるか、そう思わせずに満足させられるか。

一般的にですよ!おそらくビール1杯800円掛けて心の底から満足する人はいないんじゃないかと思います。

「いや。プールの出店なんて、野球場のビールなんてそんなもんだよ。」

ってくそみたいな意見はわかります。

でも絶対に適正価格で売り続けた方がいいに決まってる!
何も焼きそば200円、生ビール300円で売れとは言わないデフレスパイラルに落とすつもりはない。

プールで楽しんで小腹が空いた時、応援してるチームを生観戦しながらきゅっと生ビールを飲むとき、応援グッズを買って帰るとき、適正価格だったら満足度も上がってまた来ちゃうよってこと。物価をあげて顧客単価を上げるより、サービスを高めて適正価格で客単価上げましょうよ。

しない、できない理由はたくさんあるんだろうけど。。。

 

協会もプロであれ

headlines.yahoo.co.jp

 

先日やっとニュースになったので、ここでも触れようかと。

オリンピック競技でもあり、年々競技レベルが上がってきているビーチバレー。
主観ではあるが、私がビーチバレーの選手たちと知り合った時にはもうビーチの妖精は現役を退いており、注目度は一般的には下がっていた時期でもあった。

しかし、着実に組織、大会数、選手強化は進んでいる。

そう思っていた。

事実、大口の大会スポンサーなどが定着し、お台場海浜公園などで行われる大会は1000人/日を超える観客が集まったという。


そんな中、起きたこの「不祥事」。
記事にあるが、簡単に引用すると、

日本バレーボール協会(JVA)は6月30日、公式サイト上に『ビーチバレーボール国際大会への出場申請漏れに関して』と題したトピックスを掲載した。それには、JVAが国際大会への出場を希望する選手のエントリー手続きを締め切り期限までに行なわず、結果として選手が大会に出場できなかったことについて、簡単な報告と謝罪が記されていた。

 協会側の「ミス」で本来出場するつもりだった選手がFIVBビーチバレーボール・ワールドツアー』に出場ができなくなってしまったのだ。

貴重な海外で、海外の選手と真剣勝負をする機会、ツアーポイントを獲得する機会を失っただけでも選手にとっては大きな損失ではあるが、さらにその後の流れが杜撰そのものであると同時に、選手と協会の信頼関係を大きく損ねることとなってしまった。

概要をまとめると以下の通りだ。

  1. 選手(男女全7チーム、14名)がJVAに該当の大会出場申請
  2. 協会スタッフが申請忘れ
  3. 1人の選手が気付き、JVAに問い合わせ
  4. 担当者が「機械のエラーで申請できなかった」と回答
  5. これが虚偽の答えとばれる
  6. 問い合わせをしてきた選手のみに説明し、その他の選手には説明もしなかった
  7. 選手側からこの件が明るみになり、協会はやっと関係選手に説明、初めて謝罪
  8. 事業本部長はメディアへの会見は拒否、コメントも出さなかった
  9. 広報担当者が事の顛末を話すも自体の経緯はあいまいな説明に終始

以上だ。

 

迅速に然るべき対応をしていればこのような事態にもならなかったものの、うそをつきごまかそうとして、謝罪もせず、メディアにも隠ぺいしようとした協会。

これでは選手と協会が信頼関係を築けるはずもない。

サッカー日本代表が協会の手違いでワールドカップ予選に出場できない、という状況と基本的には変わらないという事を認識すると、事の重大さ、選手の無念は計り知れないものがあるだろう。

 

そしてさらにその後の協会の対応もお粗末という言葉では言い表せられないレベルだ。

オリンピックのホスト国として、選手だけではなく、それに携わる関係者のレベル、人間性も非常に重要となってくる。

 

こんなことではスポーツがより良い文化に発展することはない。

おススメされるススメ。

 

lineblog.me

 

ハッときた。と、同時に嬉しかった。

自分の考えはあながち間違った方向ではないと思えたからだ。

 

私の会社にはアスリートやアスリート関係者からサポート依頼や協賛の依頼が来る。

 

要はお宅の商品を宣伝するから見返りに物や金をくれと言うことだ。

 

私の方針と社の方針がリンクして幸いだが、このような話はお断りしている。

なぜなら、もうこの時代、大会に協賛して、ちょっとバナーフラッグを立てたくらいでは何のビジネス的効果も見込めないし、パンフレットの協賛企業なんて読んでもいない。アスリートに金渡したところで、ちょっといい飯食われてお終いのケースも多いし、感謝されるのは最初だけ。なんてことが多いからだ。

そして何より、本当に弊社商品を必要として、「いい!」と思ってもらわなければ意味がないからだ。

 

現在、各種目や競技のナショナルメンバーとして活動している所謂「トップアスリート」と呼ばれるに値する100人を超えるアスリートが効果を体感して、「お願い」しなくても愛用し続けてくれている。

 

中には競技人口1万人以下の、国内ではマイナーとされる競技のトップランカーなんかも多い。

 サポートさせてもらっているアスリート達は一般的な知名度は高くなくとも、その競技をしている人たちからすれば大抵名前と顔は一致すると言ったレベルだ。

 

そんな選手たちのほとんどがsnsで何らかを発信する際、弊社アイテムを身につけてくれており、タグ付けもしてくれている。 

頼んでなくても「オススメ」してくれている。

 

「そのネックレス僕も気になってるんすけど、どうすか?」

「凄いいいよ!メーカーの人紹介しようか?」と言ったケースでアスリートからアスリートへ広がっている。

そうして紹介をしてもらうが、簡単にサポートや提供を・・という話にはならない。

会社のビジョンや商品の成り立ち、詳細を説明させてもらい、選手の活動や見込まれる露出とそれに伴う販促効果などを判断させてもらったうえでサポートは成立する。
※我々はボランティアではないので。

 

何より、使用者本人が望み、これは自分にとって必要だ!と効果も含め感じてもらってからではないと使ってもらいたくはない。

 

有名なアスリートにお金を払って使ってもらうのも方法としてはあるだろう。
現に昔から多くの同業メーカーはその手法を取り続けている。

しかし、今では、届けたい、伝えたい層に絞って情報を発信することができる。

知名度」、「認知度」を高めることの優先順位と必要性は下がっている。

本来届けるべきところに確実に丁寧に届ける「情報」と「信用」が「発信力」、「ブランド力」の中軸となると感じている。

 

今は一般ユーザーも所謂「情弱」とされる人々はどんどん損をする。

 

超有名女優に高額なギャラを支払い、ゴールデンタイムに莫大な広告料を支払いTVCMを垂れ流している保険に入るのも一つ。

 

同じ保障内容でも広告費等の分、掛け金が段違いに安く、丁寧に必要な人に必要な情報を届けることに専念している会社の保険に入るのも一つ。

 

どちらがお得か。

そして多分その有名女優はその保険の素晴らしさを周りに勧めたりはしないだろう(わからないけど)。


話は脱線しかけたが大筋では同じだと感じている。
本人が本当にいいと思わないものはアスリートからアスリートに伝わりはしないだろう。
タレントがギャラと引き換えに使ってもいないものを勧めても、コンバージョン率は恐ろしく低いだろう。もちろんそれでも採算が取れる仕組みは現状まだまだあるが、弊社のような吹けば飛んでしまうような零細企業は有名アスリートにお金払ってCMを・・・なんてできない。

 

先日、あるマイナー競技の大学生からアスリートサポートの問い合わせがあった。

聞くと、以前一緒に練習をした他競技の弊社サポートアスリート(この選手をサポートするきっかけも別選手のFacebookから弊社商品が気になり、問合せを頂いた。)のインスタをフォローし、最近いつも付けてるネックレス(弊社商品)が気になり、タグ付けから弊社WEBサイトでネックレスを調べ、詳しく話が聞きたい、できればアスリートサポートしてもらいたい。

との事だった。

 

現段階では提供をお断りさせてもらったが、商品説明をさせてもらい、効果もばっちり体感するとの事なので、希望の商品をサンプルで一定期間貸与し、この夏出場が決まっているアジア選手権の結果を見て改めてサポート内容を決めさせてもらうこととなった。

そうしたらその学生の競技仲間が弊社アイテムに興味を持ってくれて、何人もの学生から購入希望、サポート希望の連絡が来た。

結果、全ての学生が何らかの商品を購入してくれ、一人1点一定期間サンプルとして希望商品を貸し出すこととした。
売上は上がるし、学生のインプレッションもゲットできるし、各自SNSで発信してくれている。いいことだらけだ。

 

弊社の認知度はこのような形で広がっている。

決してスピード感があるわけではないが、「一億総口コミ社会」において、まるでネットワークビジネスのように弊社の認知度は高まりつつあるww

愛用者が本当にいいと思ったら、愛用者が勝手にオススメしてくれる。
ステマの在り方もかわっていくのかな。) 

メーカーとしてやるべきことは、興味を持ってくれた人たちに丁寧に、確実に自分達が届けたいこと、伝えたいこと、興味を持った人たちが知りたいことをしっかり伝える環境を作ることだと考えている。

それが弊社の場合、愛用者であることが多いので、商品に興味を持ってくれて問い合わせをしてくれたアスリートには丁寧に商品の説明を行っている。
口コミの質を高めているのだ。
(ウェブサイトや資料なんかでもわかるようにはしているけどね。)

僕が運営責任者として開設している陸上情報サイトも、おすすめするアイテム、取扱っているアイテムは実際に専門のスタッフや関係アスリートが実際に試して「いい!」と思ったアイテムしか紹介していない。
広告費等は一切使わず、関係者、利用者の口コミのみで広まっている。

run-line.jp


地道でいい。着実に愛用者に信用されていくことが確度の高い認知度となって行くと考えている。

キンコン西野さんのブログはマジ絶対読んだ方がいいし、そこから何を汲み取るかは自分次第。

東京五輪追加競技が決まりました

www3.nhk.or.jp


記事にもあるように、男子の種目、階級を減らし、その分女子を増やすなど、男女平等化が五輪にもバンバン反映していますね。

また、男女混合の団体戦が新種目に追加されるなど、卓球や柔道ではメダル獲得の期待が高まる部分も目立ちますね。

なお、2016年8月のIOC総会では、既存の28競技以外の5競技18種目(東京2020提案の追加種目)が決定しており、これらと合わせて東京2020オリンピック競技大会の実施種目数は339種目、選手数の上限は11,090人となります。

また、今回目立っているのは、「若者に親しみやすいこと」や「都市型のスポーツであること」を重視し、選出されたと言われているいわゆる3on3とBMXパーク。

3on3は個人的に大変お世話になっている方がオーナーを務めているチームが昨年の世界選手権で準Vを果たしており、非常に楽しみでもあります。

www.at-s.com

ただ僕が、あくまで個人的に僕が気になっているのはBMXパーク。

BMXパークをふくめ、BMX競技をやっている選手や関係者に知り合いも多いので少し悩むべきところはございますが、BMXパークが競技に選べれたことにはいささか疑問を感じています。

というより、個人的にはスケボーや、インラインスケート、サーフィン、スノーボードハーフパイプなど、特定のエリアで行われる採点競技、独特のカルチャーで発展していったエンターテインメント重視のスポーツを競技にするというのは難しい部分が多いと感じております。

より多くの方々に自らが取り組む競技を通して、スポーツの魅力を伝える・・・。それはとても素晴らしいことだと思うのですが、、、、。

その覚悟を持って、日本人の代表として、その競技の代表として、世界を相手に戦うのか??というととても疑問を感じる選手が多いことも事実です。

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リオ五輪にも出場した選手が発したFacebook記事です。
オリンピックに並々ならぬ情熱を傾けていることをよく知っている選手です。

情熱のかけ方、表現の仕方は人それぞれですが、この選手が言っていることが全てのような気がします。

もちろんどの競技の選手もすごい努力と覚悟をもって活動しているのはわかっているつもりです。
しかし、その伝え方や在り方を一般の目が判断し、評価し、応援するという事をもっと認識してもらいたいです。
スポーツは大衆文化であり、どの競技もその中の1つです。

時々、「俺たちには俺たちのやり方(or)カルチャーがあるんすよ~」
と言う競技者と会う。

それなら一生その自分たちのカルチャーの中でだけ活動していてほしい。
大衆性と一般的な人気を求めず、都内に練習場所が欲しいとか言わないでもらいたい。

長い歴史の中で、多くのオリンピアンが作ってきた夢舞台。そこを目指し、叶わなかった多くのオリンピアンの思いが少しでも報われるように、オリンピックに出場することはどういうことなのか、、、を選手、関係者は本気で考えてもらいたい。

競技が増えること自体は賛成だが、オリンピックの価値が下がることに繋がるのなら僕は断固として反対だ。

何でケニア人ランナーはマラソンが早い?

先日のボストンマラソンで大迫傑選手がマラソン初挑戦ながら3位に食い込み近年低迷を続けていた日本マラソン界に久しぶりの明るい話題を提供してくれました!

www.asahi.com

タイムが出やすい気候ではなかったので(タイムを出すには少し暑い)、優勝したジョフリー・キルイ選手(ケニア)で2時間9分37秒。大迫選手と同じオレゴンプロジェクトに所属するゲーレン・ラップ選手(米)が2時間9分58秒に続くタイムとしては悪くないというか素晴らしかったのではないかと思います。

※ちなみにマラソン日本記録10傑は以下の通りです。
高岡寿成カネボウ)2.06.16 2002年10月23日
藤田敦史富士通)2.06.51 2000年12月3日
犬伏孝行大塚製薬)2.06.57 1999年9月26日
佐藤敦之中国電力)2.07.13
⑤児玉泰介(旭化成)2.07.35
今井正人トヨタ自動車九州)2.07.39
谷口浩美旭化成)2.07.40
藤原新(東京陸協)2.07.48
油谷繁中国電力)2.07.52
⑨国近友昭(エスビー食品)2.07.52

上位3位の記録はもう20年近く破られていません・・。

この間、世界のマラソンシーンはケニアを中心としたアフリカ勢の進化が止まらず、
日本と世界の差は広がり続けています。
ちなみに世界記録10傑は以下の通りです。

順位 記録 名前 大会名 大会日
1 2:02:57 デニス・キメット
Dennis Kipruto Kimetto
ケニア(KEN) ベルリン 2014.09.28
2 2:03:03 ケネニサ・ベケレ
Kenenisa Bekele
エチオピア(ETH) ベルリン 2016.09.25
3 2:03:05 エリウド・キプチョゲ
Kipchoge, Eliud
ケニア(KEN) ロンドン 2016.04.28
4 2:03:13 エマニュエル・ムタイ
Emmanuel Kipchirchir Mutai
ケニア(KEN) ベルリン 2014.09.28
4 2:03:13 ウィルソン・キプサン
Wilson Kipsang Kiprotich
ケニア(KEN) ベルリン 2016.09.25
6 2:03:38 パトリック・マカウ
Patrick Makau Musyoki
ケニア(KEN) ベルリン 2011.09.25
7 2:03:51 スタンレー・ビウォット
Stankey Kiplrting Biwott
ケニア(KEN) ロンドン 2016.04.24
8 2:03:59 ハイレ・ゲブレシラシェ
Haile Gebrselassie
エチオピア(ETH) ベルリン 2008.09.28
9 2:04:11 Tola Adere Tamirat エチオピア(ETH) ドバイ 2017.01.20
10 2:04:15 ジョフリー・ムタイ
Geoffrey Kiprono Mutai
ケニア(KEN) ベルリン 2012.09.30

 

ここ数年も好記録が出続けているのがわかるとともに、やはり目立つのはケニア勢。

なんでケニア人は速いの?
弊社ケニア人ランナーにいろいろ質問してみたので、ご覧ください。

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ケニア人はなぜ速い?
それにはまずケニアのランニング事情を少し話す必要があります。
ケニアにはランニングが盛んな地域が複数個あり、それぞれに代表的な部族などがあります。
なのでナイロビなどの都市部の人たちもみんなが速いというわけではないです。
日本でケニア人ランナーが速い理由を検索すると、牛泥棒の部族の話がよく出てくるみたいだけど、みんながみんなそんなわけじゃないです(笑)

①生まれつきの高地トレーニング
僕が生まれ育ったエリアは標高1800m位でした。
そこで中学生まで、通学にに5km、日本のように給食がないのでまた5kmかけて帰ってお昼を食べて、また往復10km。その後もママの手伝いで水を汲みに往復4kmなど、小さいころから高地で毎日20km以上走っていました。
日本人でこんな経験はできないですよね。
それでも10歳までは長い距離を走らないように指導されていました。怪我しちゃうから。その辺のけがへの意識づけも僕のエリアは高かったと思います。

②高エネルギーの食材を少量摂ることで内臓が収縮し、腰の位置が高くなる。
これは意外と知られてないんですが、内臓が小さいので余計なスペースが上半身にないんです。なのでその分腰が高くなって上半身が短くなります。
例えば卵。日本人は朝から目玉焼き2つとか食べますが、ケニアの鶏は動き回って地中の虫などをたくさん食べて育っている為非常に栄養価の高い卵を産みます。
そんな卵なので1つ以上食べたらすぐニキビができちゃいます。(笑)
貧しいので量は食べられないけど、自然で栄養価の高い食べ物を少量摂り続けていくことで、生活が成り立っています。
その結果内臓は大きくなる必要がなく、日本人に比べると小さいので、エネルギー効率もいいですし、上半身が短くなり、小路が高くなるので、ストライドの点でも有利になります。

③速い人が多い。
そんな人たちが大勢いるわけですから、周囲の大人は速い人が多いです。僕は高校から日本に行けましたが、ケニアンドリームを掴むために今でも多くのランナーがしのぎ削っています。日本を含む海外で成功した人たちも多く、イテン(ITEN:標高約2100m、ケニア西部の人口4000人ほどの町ながら、今でも多くのケニアトップランナーがトレーニングを行っている。)では何百人ものランナーが各グループでトレーニングをしています。そんな中で一緒にトレーニングできることは強くなるために最高の環境とも言えます。

④ハングリー
マラソンで成功すれば大金持ちになり、家族を安心させることができます。
厳しい国内争いを制することができればオリンピックに出てメダルを獲ることができます。海外のレースで賞金を獲得して帰らなければいけません。
さらに強くなるには遠征費や生活費も必要です。
そのためにはレースに勝って、スポンサーを獲得して、またレースに出て・・・という事を続けなければいけないのです。
なので、怪我をしないようにトレーニングをして、レースでは必ず勝つという気持ちが日本人より強いと思います。

 

 

…いかがでしょうか。
まさに走る民族!!

走るのに有利な高地で生まれ育ち、走りに適した体つきへと進化を遂げたのがケニア人ランナーなんですね。
アフリカ人の身体能力が・・・なんて簡単な問題でもないんですね。
あと当たり前ですがケニア人のみんなが速いわけじゃなく、速いのはある部族やエリアに集中しています。その辺も戦闘民族サイヤ人感が出ていて個人的には好きです。
ブラジル人全員がサッカーうまいわけでもないし、日本人が全員寿司握れるわけじゃないし。(笑)
日本がケニア式の生活をすることは難しいけれど、ケニア人ランナーは怪我を予防することに関してはすごく意識が高いです。
シューズ選び、走るコース、体調に合わせたメニュー・・・
そういった面は参考にしながら、日本人は日本人特有の我慢強い(それが怪我を生んでいることも事実ですが・・。)面が融合すれば・・・
最近は実業団を飛び出して活躍するランナーが増えてきているので、今までにはない独自性を持ったランナーが増えてくると思います!
楽しみですね!

あの頃と比べられましても・・・

www.excite.co.jp

最近何かと話題のキングコング西野さん。

個人的にはなぜ賛否両論起こっているのかわからない程の西野派なわけですが。
またもや不思議なご意見を発した方がいるそうな。

背景は皆さんで確認いただくとして、気になったのは、

※以下引用
「成功の可能性は限りなく低いと思いますよ」と語るのは都内で複数店舗を経営する古書店主だ。

「彼が企画しているのは『売り手自身がメモをしたりふせんを貼ったりした本を取り扱うネット古書店』なのですが、単なる思いつきレベルのアイデアだと言わざるをえません。30年以上前に実店舗で同様の取り組みをした古書店が神田にありましたが、人気作家の所蔵本が少し売れただけで他はサッパリ売れなかった。西野さんが立ち上げるサイトも、これだけのアイデアでは100%失敗するでしょうね」※本文ママ

なんと30年以上前のデータを基に、今回の西野さんのアイデアは失敗すると断言しているのだ。

 

と、実はこのケース、アスリート自立、支援の場でも同じようなことをいう関係者やアスリートもいるんです。

「その方法は○○さんが○○年前にやったけど結局うまくいかなかったみたいです。」
「〇〇年前に○○社が募集した時結局とん挫したみたいです。」

愕然とします。

 

現代とは情報量も情報処理能力も、情報を受け取る側のウェブリテラシーも数年前、とは大きく異なっているのにまだそんなこと言って、結局お金持ちか業績のいい会社に支えてもらおうと思っているアスリートや関係者が多いんです。

「○○選手の地元の特産品(その時は野菜と風呂敷などに使われている歴史ある布製品でした)をブログやSNSで紹介しながら、地元の魅力を広げる活動をして、地元にファンを増やしながら、その販売チャネルも持ってみたらいかがでしょうか?
それで来年世界選手権に出場するための渡航費やそれまでの遠征費用をクラウドファンディングなどで集めてみては?リターンは世界選手権の報告会招待や、地域の小学校などで無料講習などいくらでも方法はありますよ!」

「今コーチをやっている〇〇さんが現役時代(10年前)にブログをやっていたらしいのですが全然効果はなく、クラウドファンディングも知らない人からお金を集めるのは抵抗があります。販売と醸したことないので何をしていいかわからないです・・。」

もうお手上げです(実際はさじを投げないで一つずつと自立するための資金生成方法を説明しましたが。)。

10年前と今の時代じゃやれる方法も大きく異なります。僕ですらこの方法はすでに古いのではと思っています。
でも何もしないよりはマシです。

大体〇年前に上手くいかなかったから・・・と言って、辞めてしまう論理は通用しますか?
僕にはわかりません。その論理が通用するなら極論宇宙開発できないです。

アスリートだからこそ、こんな便利な時代だからこそクリエイターとして、アスリートとして、多くの方に影響を及ぼすことができるのに・・・。
※ちなみに今回のケースのアスリートはある競技で3年連続日本チャンピオンに輝いたもののあオリンピック出場派遣記録を突破できずオリンピックには出場できな勝手レベルの選手です。

物事で過去成功しなかった理由を上げればなんでもたくさんありますが、それが今失敗する理由には当然あてはまりません。

ローリスクなチャレンジは方がた言わんとガンガンやったらいいんです。
ちょっとの労力で成績が下がってしまうくらいのアスリートはどうせ勝てないよ・・。

今回のニュースを見てこんなことを感じましたって話です。

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板橋のソウルフード。あぺたいとです。


想像を絶する…トップアスリートの「減量」

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ある人気ボクシングマンガでもインパクト強い1コマです。

ボクシングやレスリングには減量がつきものですね。

でもなんで減量するのでしょうか。
減量する必要がない階級で戦えばいいのに・・・。

僕は昔からそう思っていました。

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過酷な減量と向き合うことができずに、第一線から退く選手も多いと聞きます。

何ででしょうか。

という事で、レスリングの世界選手権やオリンピックにも出た選手から話を伺ってきました。

■減量ってきついですか?
➡めちゃめちゃきついです。個人差や階級にもよりますが、僕の場合は試合前日に計量があるのですが、それまでに1か月少々減量期間に費やします。1ヵ月ちょっとで10㎏~12㎏絞ります。

■1ヵ月で12㎏??その期間の生活ってどんな感じなんですか?
➡そうですね。トレーニングはいつもと変わらずやります。さすがに試合が近くなったらピーキングを合わせるために少し強度を落としますが。
食事は試合2週間くらい前までは夜は抜いて朝昼に最低限の食事をとるといった感じです。ご飯1杯に漬物や納豆とかですね。

■そんな食事量でトレーニングを行うんですか??汗
➡はい。身体からエネルギーがなくなっている中でもトレーニングを続けています。結構きついです・・(笑)
水分や食事を制限する中で、身体が水分を欲しにくくなり、胃も小さくなってきます。

■一番きついのはどの段階ですか?
➡大体残り1週間の段階であと3㎏位ってとこまで達します。でもその頃にはもう身体も水分は枯渇していて、もうこれ以上落ちないんじゃないかってレベルに達しています。
その頃には食事も1日1回お昼のみとかになります。
水分の摂取もどんどん控えていき、朝と夜にうがい、練習中もほんのちょっと飲むくらいですね。
減量の進行具合にもよりますが最後のラストスパートで食事を一切取らないタイミングが数日あります。水も飲みません。トレーニングは軽いものになるので、飢えと渇きが究極の中とにかく寝るようにしてます。

■どこで解放されるんですか?
➡試合前日の軽量です。無事終わればやっと水分を取ることができます。喉を水分が通るのは2~3日ぶり!!とかなのでとにかく体に染み渡るのを感じます。
その後、私の場合はよく茹でたうどんや、おかゆをガッと食べます。
そして夜はカーボローディングのために炭水化物を多く摂るようにしています。

カーボローディングの原理と方法 | 肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)

■そもそもなんで減量するの?減量が必要ない階級に出ればいいじゃん・・・
➡例えばある階級の平均が170cm65㎏だとします。
ここに通常180cm70㎏の選手が出たら強いと思いませんか?
でも階級があるので70㎏のままでは出れません。なので減量して65㎏、さらにその下の階級・・・とするのです。
でもみんながそうしている今、減量しない体重で出ると、相手は全員自分より身長が高く、不利な戦いになってしまいます。

■現状減量ありきの競技となっているわけですね・・・。
➡そうですね。実際に計量後は4~5㎏体重が戻ります。いかにパワーをもって回復させるかがカギとなっています。

■そんなことが大会や試合の度に行われるんですね。
➡五輪は4年に一度ですが、世界選手権などでの結果が出場権に大きくかかわるので、ナショナルメンバーに選ばれ続けないといけません。レスリングは実績は関係なく、選考対象となる大会での結果が世界選手権や五輪の派遣基準となるので、注目が集まるのは五輪ですが、それ以外にももちろん大会はあるのでその都度厳しい減量と向き合わなければなりません。
簡単に4年また頑張ろう!って思えないところは正直なところですね・・・。



トレーニングに加え、過酷な減量を繰り返している階級制スポーツのアスリート。
そんな選手たちの実情が少しは伝わったでしょうか。

何大会も連続で五輪に出場するという事は陰で過酷な減量に何年も耐え続けているという事になるのです。
それを知ってしまったら東京五輪もがんばってください!とか、東京五輪でリベンジ!とか軽々しく口に出せないですよね。。

 

そんな僕のお昼は二郎インスパイア系でした。

用心棒 (ようじんぼう) (神保町/ラーメン) - Retty

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