THE BLOG

スポーツとか色々書きます

ランニングの着地についていろいろ聞きました。

先日放送されたTBSドラマ陸王

埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか?
世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足——。従業員20名の地方零細企業が、伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで一世一代の大勝負に打って出る!

 
この中で、キーポイントとなったのが、「今マラソン、ジョギングブームだが非常にけが人が多い、それは踵着地に起因している」という所でした。

人間本来のランニングフォームはミッドフット(足裏全体で着地)だと。
踵着地(ヒールストライク)は膝などへの負担が多く怪我につながると。

それで実際作中でも竹内涼真さん演じるランナーがヒールストライクによるけがをしてしまった…と。

で、この着地(ランニング

フォーム)論争ですが、もう正解はないんじゃないかってくらいいろんなことが提言されています。

でもそれは当たり前の話で、身体も育った環境も違うのでこのランニングフォームが正解ってことはありません。
そして、何よりマラソン選手などのアスリートならまだしも、一般のランナーや健康のために走る人に着地フォームの修正をするのは簡単なことではありません。

なので、「今は」踵のソールを厚くし、ヒールストライクを促しているわけではありませんが、クッション性に優れたタイプのシューズが主流となっています。

陸王でテーマとなっているようなソールが薄く、踵着地をさせないシューズはトレンドではありません。
では、別にトレンドじゃないから正しくないというわけではないので、なぜ踵のソールを厚くしクッション性に優れたシューズが主流になっているのかを述べます。

 

まずは、フルマラソン2時間切りを目指し大手ナイキ社が技術を結集させた「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%

f:id:masahiro_5959:20171018122118j:plain

f:id:masahiro_5959:20171018122127j:plain

ご覧の通り、分厚いソールが特徴です。

これはあくまでランニング関係者からいろいろ聞いた話を発信しているだけなので様々な考え方があるという前提で続けますが、現在の主流は「ソールを厚くして、クッション性を高める」ことで「怪我の予防をしていこうぜ」というものです。

特に市民ランナーが激増した今、トップランナーが履いているようなソールの薄いシューズを履き、身体への負担が増し、けが人が多くなっていたことは事実です。

また、トップランナーもいかに「故障」を減らすかが永遠の課題と言えていました。

そこで現在の最高機能モデルの1つである「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」をはじめとして各メーカーで、ソール厚めのクッション性に優れたシューズが販売されています。
※「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」はクッション性もさることながら、その反発力も大いに注目を集めているレーシングモデルの最新機種です2017年10現在

なので、陸王で扱われているタイプの「ミッドフットを目的としたソールの薄いシューズ」をドラマの影響で履いたりすることはいささか危険なのではないかなと思っています。

f:id:masahiro_5959:20171018143043p:plain

【ナイキ 公式通販】ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4% | 30日間返品無料. Nike.com (JP)


実際に現在日本人で最も期待されている長距離ランナー大迫傑選手もコメントを寄せています。

ドラマの影響でハダシ感覚で走ることのできるシューズやソールの薄いレースモデルタイプの問い合わせが多く寄せられているそうです。

私が述べたことはあくまで参考程度にしていただければ光栄なので、ご自身に合ったシューズ選びをしていただきたいです。