スキージャンプについて僕たちは知らなすぎる。
先日こんなニュースがスポーツ界を賑わせました。
凄いですよね。
ちなみに高梨沙羅選手はまだ20歳。
歴代ワールドカップ最多勝記録が53勝。
昨シーズンの高梨沙羅選手じゃワールドカップ14勝。
今シーズンは現在のところ6勝。
今シーズン中にワールドカップ最多勝記録を更新するのでは、、、と言われている。
札幌五輪、長野五輪での「日の丸飛行隊」の活躍や、最近では既述した高梨沙羅選手や「レジェンド」葛西紀明選手の活躍などもあり、日本人の私たちにも比較的なじみのある競技だと言えます。
ただ、そんなスキージャンプのことあまり僕たちは知らないですよね・・。
かくいう僕自身、助走して、できるだけ遠くまで飛んで着地する…くらいしか知りません。
もちろん実際には助走時や踏切、飛行中、着地と、それぞれ非常に高度な技術を擁し、また、風などのコンディションに対応も要します。
なんで急にこんな話を始めたかというと、先日「清水礼留飛」選手がショールームにお越し頂いた際にいろいろと面白い(というのもどうかと思いますが)お話を聞いたからなんです。
現在ワールドカップ真っ只中のスキージャンプ。世界各地で熱い戦いが繰り広げられているわけですが、実はこの競技・・・ジャンプ台によって、助走の角度や長さ、着地エリアの角度など異なるそうです。
これって結構すごいことです。
記録競技であるにも関わらず、会場によって、環境が異なるなんてなかなかないことです。(マラソンなど距離を走る競技ならまだしも・・。)
一瞬の勝負と運が結果を左右する競技です。
様々なシチュエーションに対応しなければいけないんですね。
あとは毎年のように変わるルール改正も一般的にはあまり知られていないかもしれません。
スキーの板の長さやビンディング(ブーツをはめる器具)の位置など細かなルールがあります。
くらっとするくらい細かいですね・・。(笑)
またジャンプスーツにも細かい規定があります。
そしてこのルール改正は技術の進歩で飛距離が長くなりすぎることを抑えるための安全策ではあるのですが、小さい体でテクニックに優れた日本人には不利と受け取れる改正が多いんですね・・・。
ちなみにこの細かい規定を順守しなければ失格になるのでみんな守らなければならないのですが、このチェックが抜き打ちで全員チェックではないそうです。
もちろん日本人チームはルールを順守していますが、海外勢は結構強気でギリギリ(オーバーすることも・・(笑))みたいです。
そして、海外勢の方が勝負の結果に貪欲な選手が多いと感想を持っているみたいです。
サッカーでもそうですが、正々堂々戦う事を美徳とする日本人と、マリーシア(ずる賢さ)も技術の一つとする南米などとは勝利に向かうアクションに違いが生まれますね。
こと、スキージャンプにおいても少なからずそのような現象が見て取れるってことですね。
そんな中、歴代最多勝記録を更新しようとしている高梨沙羅選手や、オリンピックの度にメダル候補になる日本チームはいかにすごいかという事がわかります。
ジャンプの踏切りの際にもスピード表示が出ていますが、スピードがあればいいって単純な話でもないみたいです。
そして、助走に入るときはやはり怖いみたいです・・・。
そりゃそうですよね。あの角度にあのスピードで突っ込んで板履いて100m以上飛ぶんですから・・・。
一瞬で明暗の分かれる競技ですが、その一瞬には勝負を分ける様々な要素が詰まっています!
正々堂々、海外勢に比べ小さいとされる身体で技術と工夫と努力で勝利をつかみ取るスキージャンプ!ぜひオリンピック以外でも注目してみてください!!