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スポーツとか色々書きます

世間を騒がせたスポーツ界

今年も終わろうとしているが、特に2018年は日本スポーツ界でパワハラが世間を騒がせた。

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アメフトや体操、相撲界などでも大きなスキャンダルが頻発した。

野球界などでは昔から度々報道されているが、こんなにも世間にスポーツ界のパワハラが浸透した要因は多々ある。

指導者レベルの低さ、モラルマネジメント不足、SNSによる拡散力の向上など、挙げ出したらきりがない。

指導者としてレベルの低い指導者が多いっことが大きな要因ではあるが、日本のスポーツ文化において、「部活」が占める割合が多い部分はいいことでもあるが、その部活における文化が現代とマッチしないまま構造が成熟してしまったことも問題だ。

しかし、「伝統」や「慣習」にあぐらをかき、「俺らの時は〇〇だった」などと、言って憚らない恥ずかしい大人がいる限り、スポーツ界に限らず、この世の中から、各ハラスメントは起こり続けるだろう。

しかし、私が現場レベルで見ている限り、指導者レベルも向上し、高いモラルで教会全体として取り組んでいる組織もある。あくまでナショナルチームレベルの問題ではあるが、フェンシング、自転車トラック競技、バドミントンなどがそうだ。

こう言った組織と、まだまだ当事者でもある「大人」が意識改革をする余地が大幅にある組織との違いは、日本選手権など、該当の組織が主催する国のトップを決める大会の運営を見れば明らかだ。

レスリングや柔道などは本部席や役員席などにいるおそらく協会の幹部や審判団が、パイプイスに踏ん反り返っている。

もっと言えば観客席で、参加者である選手や選手関係者も踏ん反り返っている。

来てくれたお客さんより自分たちの方が偉いんだということを内外にアピールしたいかのように踏ん反り返っている。
もっと、整然とした態度で当事者たちは臨まなければならないはずだ。

サッカーでも残念なニュースがシーズン最終盤に世間に出回った。

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態度でサッカーをするわけではないが、暴力などで保たれたものは本当の意味での人間性だとは思わないが、流行り、応援される競技、チーム、アスリートというのは、人間性も伴っていることが多い。

魅力的な組織、選手でいるという部分に、本質的な人間性の部分というものは出てきてしまう。ファンが見てるセレモニーで選手側が残念な振る舞いをしているチームに、日本選手権相当の大会で運営側の人間がお客さんの前で踏ん反り返っているような競技に、そこに携わる選手に、応援してくれる人たちはそう多くない。

権力や地位にあぐらをかかず、そういう立場の人こそ何をすべきか、どういう見え方をされているかを考え行動する必要がある。

スポーツ界がより多くの人に愛され、文化として発展していくためにやらなければならないことはまだまだ多いのが寂しい現状だ。