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スポーツとか色々書きます

とある会社の話を聞いて感じたこと。

社会人になってからできた友人とも呼べる存在の人間が働く会社がある。
ここ数年好調そうで、社員は概ねやる気に満ちているが、創業時代からのメンバーが中心にムーブメントを作り、中途、新卒メンバーが必死についていくと言った様子だ。

友人は創業時からのメンバーではないが、会社が一気に業績を上げるタイミングで入社し、現在は総務の責任者として400人規模の会社の中心メンバーの一人として働いている。

その友人から先日相談というか話を聞いた。

ここ3年ほど社内における若年層の離職率が上がり、鬱っぽい症状で長期休暇を取ったりやめていく中堅世代も増えてきた。会社として看過はできない。

ということで、専門のカウンセラーを常駐させ、カウンセリングルームを作り対策に乗り出すという。

すげぇな。と思ったが問題はその後だった。

そのために必要な情報を知りたくて社員にアンケートを複数回にわたり協力してもらったが、要望がいまいちつかめていない。何人かには面談も複数回行ったが、手応えがない・・。と嘆いていた。

聞くと、手応えがなく本音を聞きたかったから、業務後に声をかけて飲みながら聞いたりもしたらしい・・。

ですーちゃんは思いました。
そういうこと自体が、離職率の上昇と鬱っぽい症状の増加につながってるんじゃない?笑


聞くと、業務効率の向上や環境改善に向けた施策などもいろんな社員からアンケートを取ったり、面談したりして聞き取っているとのこと。

それが嬉しく感じる社員もいれば、そうじゃない社員もいるから一概に言えないかもしれないが、そういう取り組み内容が、抱えている問題の根源なのでは?と。

俺自身、プレースタイルみたいなものもあるが、本業では名前だけは役員としてそれなりの実行権を持ち友人が取り組んでいるようなこともしているし、渋谷の席数15席ほどの店ではあるが、ユニークなメンバーが集まる店でマネージャーの真似事みたいなこともしてる。

もちろん俺の考えに合わないなというメンバーは本業にも副業にもいると思うが、本業の方では離職率を大幅に減らし、売り上げも伸ばした。
そのノウハウを活用しつつ副業の方でも多くのメンバーの協力を得ながら徐々に各改善を行なっている。(レギュラーメンバーではなくなったことを離職とは捉えないが、レギュラーメンバーを大幅に減らしたことは今までのシステムとこれからしなければならないことの歪なので、レギュラーメンバーではないメンバーも店を活用できるシステムはあるし、それを活用するメンバーも徐々に出てきてはいるという言い訳を付け加えさせてもらう。)

つまるところ、数百人規模の組織は中心メンバーの能力とさじ加減でなんとでもなるものだ。
※それを超えた組織は俺まだわからない。バブー。

それを「全員の意見を聞いて」とか望まれてもないことをするから余計な歪みを生み、余計な工数を生み、余計なストレスを生み、それを改善しようと同じことを繰り返すから、ひずみも工数もストレスもどんどん増幅するのだ。

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ちょっと状況は違うが、この有名カリスマホストさんは独立し、自分でホストクラブを作るそうだ。

私の本業でも、広告費が少ないとか、もっとストレスなくがっつり営業先ととことん話したい!とかあるし、受発注、在庫管理、総務、工場と各セクションで様々な要望がある。自分たちだけでは解消できないことは経営陣が気合い入れて改善するべきで応えるべきで、それにはもちろん金が必要な時もある。

その金を作るためのシステムを効率よく運用するのも経営陣の仕事で、それに応えるのが経営陣以外のメンバーだと思っている。

ただ、残念ながら、人間というのは自分以外の部分に言い訳を作り、自分を正当化させたい種族でもある。
自分を高められたらそれで解消できる問題も自分以外のせいにするのだ。
当然もうそんな人間が健やかに生きることのできる時代はとうに終わりを迎えている。

自身の能力を高め、本質と目的を理解、察知する能力に長けた人間が健やかに生活することができ、そうでない人間はどんどん淘汰されていく時代だ。

ただ、能力を高められる環境、本質と目的を理解できるようにしていく環境は責任ある立場が作っていかなければならない。
能力を高めようとしないメンバー、本質や目的を理解できないメンバーのせいにするだけというのも先述の通り、自分以外の部分に言い訳を作っているだけだからだ、

もちろん簡単なことではないし、俺も日々失敗し、模索している。

先述した友人の会社も、取り組みの方向は間違っていない気はするが、目的を達成するための手段が間違っている。それは本質を理解できていないのに目的を設定しアクションしてしまったからだ。

 

もっとみんな自分ができることに目を向けるべきで、そうすると自ずと周りに目が向くのだ。残念ながらそうなっている。人間一人でできることは限られてるし、大抵やりたいことは一人ではできない。しやすい環境が必要になり、環境というのは周囲の何かしらの要素で形成されているからだ。

でもこれだけは言っておきたい。
俺は何があっても全力で自己肯定に走り、誰かのせいにして生きていく。