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スポーツとか色々書きます

とんでもない環境でトレーニングをする大学生アスリート

最近、ホッケーショップとのつながりが増えてきた。

ホッケーショップとはアイスホッケー、フィギュアスケートに必要なスケート靴などを取り扱っている。

関東首都圏には10か所ほどのアイスリンクがあり、フィギュア選手の活躍もあり、アイスショーは連日満員だそうだ。

アイスリンクを使う競技と言えば、スケートやフィギュア、アイスホッケーが有名だが、関東では特にフィギュア、アイスホッケーが盛んだ。

 

アイスリンクの使用予定表を見せてもらったら、有名選手の個人使用から、フィギュアクラブ、スケートクラブ、アイスホッケークラブ、部活などでほぼ24時間埋まっている。

ものすごい稼働率だ。

 

ん?24時間?

そう。24時間稼働しているのだ。

平昌で活躍した海外フィギュアスケータ―選手などが来日してる間は、極秘でリンクを使用するとのことで朝の4時から使用したりしているらしい。
そこから、国内のトップ選手が早朝から昼過ぎまで、午後は小学生などのクラブやスクール生、夕方は有望若手選手が有名なコーチとレッスン、夜は社会人クラブ等・・・見事なまでに予定がびっしり、21時から23時までA大学、23時から25時までB大学、25時から27時までC大学(それぞれアイスホッケー部)となっているらしい。
大学運動部には「部車」と呼ばれる、部で管理している車があり、それで深夜にトレーニングを行っているというのだ。

これが現状だ。

フィギュア最強国家の1つである日本ですら、海外の有名選手に早朝のリンクを貸し出さざるを得ず、なかなか日の目を浴びない男子アイスホッケーは学生であるにもかかわらず、深夜にリンクを使用せざるを得ない・・・。
オリンピックの度に少し注目を集める女子アイスホッケーも恵まれた環境でトレーニングをしているとは言えない。

東京近郊でも意外と結構な数のアイスリンクがあるんだな。
と思いつつ、やはりまだまだ環境整備が必要なことを知った。

「深夜にトレーニングしている人たちがいるんだからお前もがんばれよ!」
「お前は恵まれた環境でやってるよ!」
という話ではもちろんない。

日本には現役を引退しても影響力を持つ数多くのアスリートがいる。
フィギュアはその最たる例だろう。
フィギュアスケートは引退という定義が難しいが・・・。


現在は出産・育児で現場からは離れているが、荒川静香さんの主催するアイスショーのチケットは即完らしい。
高橋大輔選手、織田信成選手、安藤美姫選手、村上佳菜子選手などはメディアへの露出も多く、注目を集めている。
そして浅田姉妹もいる。
このような素晴らしい実績と実力影響力を持った人たちがアイスショーでその文化を広め、もっと多くの子供たちに夢を見させることでアイスリンクの活況を生み、アイスホッケーにも言い方を選ばずいえば、「恩恵」が発生するいい循環ができないものか・・・。

 

少なくとも25時から27時に練習をさせるようなか環境、世界のトップスケーターに早朝のリンク使わせるような環境は変えていかなければならない。