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スポーツとか色々書きます

ぶっちゃけプロアスリートじゃなくてもよくない?

結構多いんですよね。この論調。

僕も実際「どっちでもいい」って思ってました。

けれど、そこは日本的な「なぁなぁ」文化と言わざるを得ないと思うんですよ。

実際に「プロ」と明確に宣言していなくても、ほぼプロ(セミプロとはあえて表現しないです。)みたいなアスリートってたくさんいます。

最近だと高梨沙羅選手なんかそうですよね。日体大の学生であり、クラレ所属になってますが、セブンアイホールディングスや全日空のCMバンバン出てたりしてますからね。

おそらく収入で言えば数千万。スキージャンパー高梨沙羅の魅力にスポンサーはつくわけですから、それはもうプロやん。と。

例を出すと錦織圭選手や石川遼選手はわかりやすくもあり、「チーム」に所属しているわけではないので、「プロテニスプレーヤー」、「プロゴルファー」として捉えるとわかりにくい部分もあります。
テニスはプロ登録をしなければ賞金がもらえないですし、ゴルフもプロテストに合格しなければ賞金がもらえません。

錦織選手は日清食品所属ながら、ウィダーユニクロなど多くの有名企業とスポンサー契約をしています。

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石川遼選手も所属はCASIOですが、アサヒビールなどのCMに出てる印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

つまり、多くなくてもスポンサーをつけて、個人なり、マネジメント会社がついて競技生活を行えば「ほぼ」も含めてプロアスリートなんですね。

それに関しては前回のブログでアスリートといろいろ話したのでご覧いただきたいのですが。


やっぱりね。プロになるべきだと思うんです。
競技によってプロの定義は変化するけど、やっぱり錦織選手の活躍を見てテニスする子供が増えたし、石川遼選手の活躍で子供にゴルフ始めさせる親も増えたし。

一般層に露出できるってすごいことなんですよ。

それが実業団だとそうもいかない。いろいろなしがらみもあるし、一社員をCMに出さないところも多いしね。
チームがNikeと契約してるのにadidasのCMには出れないし、会社がPUMAと取引があったら…なんてね。こんなわかりやすいことは実際ないけれど、いろんなパターンが起こるわけですよ。
何よりマネジメントが本職ではない人たちがマネジメントするのもあるし、自社の露出ならまだしも他社の露出に積極的にはならないですもんね。

 

なので「プロ」として所属する会社の意向や景気に依存することなくアスリートとして活動する事はとても大事なことだと思うんです。


とか言ってたら体操界から内村航平選手がプロ転向!なんてニュースが・・。
最近では吉田沙保里選手以来のビッグネームですね。

 

news.yahoo.co.jp



まぁ、レスリング界はプロアスリートへの当たりが厳しいのか、マネジメントがうまくいってないのか、リオ以降あまり見ないですけどね・・。

内村航平選手レベルがプロ転向したとなったら、スポンサーは飛びつくでしょうね。もう今頃ほとんど体制は固まっていると思いますけど。

マネジメントのプロが対応するのと一流企業がほとんどとは言え広報部とかが対応するのとではメディアへのコネクションにも差がありますし、露出と収入は「内村航平選手クラスであれば」格段に上がるでしょうね。

露出に関しては求められているかも重要ですが、本人が望んでいるかも重要なので一概には言えないですが、彼の露出が増えることで、より多くの子供が体操に興味を持ち、第2の内村、白井が出てくる大きなパワーとなることに疑いの余地はありません。

実力があればプロになるべき!ただ、プロはもちろん厳しい世界。
競技力だけではなく、自らのコンテンツ力を高める必要もあります。

 

強くなることはもちろん大事。だけど、自分、競技の価値を伝え、高めることも大事。

そんなアスリートがもっともっと増えてもらいたいものです。