アスリートとラーメンと俺

アスリートサポートとラーメンに懸けるスポーツコンディショニングメーカー営業職のブログ

アスリートとして飯を食うという事

headlines.yahoo.co.jp

 

また一人の将来有望なアスリートが、既存のシステムから先の世界へと歩みを進めることとなりました。

有名スポーツメーカーの契約アスリートという立場を捨て、プロアスリートになるそうです。

 

個人的にはこのチャレンジをすごく賞賛したいです。

 

リオ五輪の100m×4で銀メダルを獲得した実績と、将来性から、大きなアクシデントさえなければ東京五輪まではスポンサー収入が途切れることはないでしょう。

 

しかし、契約アスリートとして、世界的有名企業の一員として生き続ける方が、人生の安定面からいえばメリットはあるかもしれません。

しかし、自身の市場価値が高く、これからさらに上昇するときにより高い報酬を獲得しに行くというのは決して「お金」目的ではなく、優れた挑戦なのではないでしょうか。

 

実際、契約アスリートとしてでも、プロアスリートとしてでも、大きなけがなどの不慮のアクシデントが起こってしまったら祖の立場が大きく揺らぐことは否めません。

より広い社会を知り、自身で今後接していくスポンサーを見つけに行く(チームとしても含め)ことは選手としてトップカテゴリーで活躍することがなくなったとしても非常に役に立ちます。

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

かたや、世界のトップレベルで戦い結果を出し続けているアスリートですら、競技や種目によっては厳しい生活を送っています。

 

もちろん、簡単な道ではないですが、その覚悟を見て、さらに多くの賛同者や支援者が集まるのも事実です。

日本のトップアスリートにはどんどん「プロ化」に挑戦してもらいたいと思うと同時に、そんなプロアスリートをサポートしやすい環境をどんどん作っていきたいと強く思います!!

アスリートをサポートする取り組みは?それはアスリートのためになっている?

散々、アスリートはもっと自ら生活力を身に着けるべきだ!!

と言っていましたが、海外で生活するとなるともちろんサポートは必要です。
むしろコンテンツ力を高めることで、サポートを受けやすいアスリートになっていくべきであると考えています。

 

では実際にアスリートが高い志を持って、どんなサポートを受けることができるのかと思ったときに享受できるサポート体制について考えたいと思います。

 

まず代表的なものはNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)、JISS(国立スポーツ科学センターですね。JISS、NTCは隣接しており、日本オリンピック委員会に登録している競技団体の強化指定選手が主に利用資格を持っています。

医学的な研究、リハビリ、強化など、あらゆる面で国内最先端の要素が詰まっており、多くのトップアスリートが拠点に利用しています。

練習場やトレーニング施設、宿泊施設、食事とすべてが有料というわけではないですが、選手の負担は決して多くはありません。

別の側面で言うとアスナビも多くのアスリートを支えています。
企業とアスリートを繋げることを目的としてJOC日本オリンピック委員会)が始めました。
簡単に言えばアスリートの就職支援ですね。
なので、プロアスリートを生むわけではないですが、賛同する多くの企業が、アスリートの意向を理解し、アスリート活動を優先した勤務内容を提示しているとアスナビで就職したアスリートからよく話を伺います。

代表的な部分で言うとこの2点があげられます。

もちろんまだまだありますが、機能性、享受率の観点からいうと、その他の取り組みが大きな成果を上げているかと言えば、上記2点に比べれば疑問点が多いのが現状です。

しかし、アスナビに関していうと、スポンサーとは違い、あくまで社員という事、また、プロモーションはと言えばせいぜい自社のCMに出演するくらいなので、アスリートが「安心」こそすれど、より強く!よりよい環境を!という意思はなくなっていくように見えます。

日本は昔から企業、実業団スポーツがメインとなっていたため、どうしてもプロアスリートというと、お金のイメージがちらつき、決してクリーンに見えるとは言い難い雰囲気がありますが、スポーツが文化として発展していくには、アスリートがより良い環境で、より高いレベルを目指していく活動が必要になっていると感じます。

また、各競技の協会や連盟などが、それぞれ多くの実戦の場を作り、コンテンツ力を高め企業の賛同を得ることで、賞金を設定し、アスリートが賞金を獲得し、企業への認知度を高める活動をしなければならないと思います。

スポーツの現場にいながらも、「来週○○の日本選手権だよ?」とか、「今月○○のジャパンカップだね。」なんて言われることが多々あります。

私の情報収集力の低さも原因ではありますが、慌てて調べても、欲しい情報、サイトに行きつかないなんてことはざらです。
ましてやそれがオリンピック競技の日本1位を決める大会であってもです。

つまり、協会、選手それぞれが自立した運営、生活ができていないことが多く、いくら、トレーニング施設を充実させても(他のスポーツ先進国に比べたらはるかに少ないですが、、)、就職支援をしても、根本的な土台ができていないように思います。

企業に就職するのではなく、アスリートがアスリートとしての生活をアスリートとして送ることができる環境づくりこそが重要なのではないでしょうか。

一般企業がアスリートを一人雇用する際にかかる費用を大会の運営費と賞金に充てることができたら。。。

魅力ある大会にして、露出を増やして、コンテンツ力を高めて、アスリートには賞金獲得のチャンスと実戦の経験を増やす・・・。

マラソンはある程度機能しているように思いますが、収益は参加者から取っていますからね。まぁそれもありです。

卓球の選手や、バドミントン、レスリングの選手がリオ五輪ご、かなりメディアに登場していますが、来月○○の試合があります!ぜひ応援してください!とかっていう選手を見たことないし、かなりウェブをチェックしているけど、各競技の試合情報などが流れてくることはほとんどありません。

あれだけの社外現象を起こしたラグビー界もいまや・・・って感じですよね。
もっともっと協会、選手が協力して自分たちのコンテンツ力を高めていかなければなりません!

逸材はなぜ海外へ行くのか。

先日、日本サッカー界の至宝ともいえる久保建英君がJ3でデビューしましたね。
チームメートもサッカー誌にて言っていましたが、賛否両論巻き起こりました。

18歳になったらまたバルセロナの下部組織に戻るなんて話も以前からあります。

そんなところ、短距離界の至宝の進路に関するニュースが飛び込んできました。

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実際にどうなるかまだ未確定ですが、なぜ日本スポーツ界の逸材は海外へ進路を向けるのでしょうか。

それは日本の進路、進学先の環境が、世界のトップレベルに追い付いていないからだとよく言われます。

各国、各競技において、若年層から、質の高いトレーニング環境で、各国から選抜されたアスリートが共同生活などを送りながら切磋琢磨していく環境があります。
サッカーでは先述した久保選手が所属していたバルセロナの下部組織などが有名ですが、自転車ではスイス・エーグルを本拠地とするUCI(世界自転車競技連盟)が運営する最先端の自転車選手養成施設「ワールドサイクリングセンター(WCC)」があります。

WCCは優秀なコーチ陣や設備を備え、世界最先端のトレーニング技術を採用していると言われています。

WCCの目的は、自転車競技がまだ発展していない国々の有望選手を集め、欧州トッププロ界への道筋を作ることにあり、欧州のトップクラスアマチュアレース(ネーションズカップ等)を主戦場としています。

リオオリンピックBMX日本代表の長迫吉拓選手も活躍が認められ、2012年からWCCをトレーニングの拠点として活躍を続けていました。

また、陸上界でも米国にNikeオレゴンプロジェクトがあり、早稲田大学在籍時に箱根駅伝で注目を浴びた大迫傑選手が所属するほか、陸上界のスーパースターが多数所属しています
Nikeとスポンサー契約を結んでいることが条件ではありますが、オレゴンプロジェクトのお眼鏡にかなえば中距離専門ではありますが、世界トップレベルの選手たちとトップレベルの環境でトレーニングをすることができます。

また、欧米では賞金のかかったレースや公式戦などが頻繁に行われており、日本国内に比べて緊張感のある試合経験を多く積むことができるなどのメリットもあります。

どうしても日本国内にいると、学生の間は学生のカテゴリーでの試合が中心となってしまうので、よほどの事がない限り、同世代以外との実戦経験を積むことはできないのが現状です。

 

私は仕事上、各競技の国内レースを観戦することがあり、自転車や陸上などの大会において優勝した選手と話をする機会があります。
その優勝した多くの選手が「調子の上がらない中で、○○選手に先行されたけど○○選手は明らかに飛ばしすぎていた。後半垂れてくることがわかっていたので、落ち着いたレース運びができた。」などの話をしてくれます➡つまり、本調子ではなくても、国内のトップクラスの大会であるにも関わらずライバルの特徴もわかっているから勝てた。という事です。

その結果、世界大会に出て、見知らぬ選手との戦い、雰囲気などに飲まれ本来の力を発揮することなく終わってしまった・・・などの声を良く聞きます。

そうして危機感を持った選手は、「どんな状況でも実践の中で五感を働かせ、タフな環境下でもピーキングを掴み、たとえ調子が悪くても最後の勝負にもっていく感覚を世界レベルの中で研ぎ澄ますことの重要性」を知ります。

しかし、海外でアスリート生活を送ることは国内でアスリート生活を続けることよりはるかに困難です。
自分の実力のみで勝負していかなければならないからです(多少の人脈はあれど)。

この冬、日本バレーボール界の最高傑作と言われている石川祐希選手が海を渡り、短期ですが、世界最高峰のイタリアセリエAに2度目の挑戦をします。

大学生ながら日本代表のエースとして世界を体験した石川選手は、大学ではもはや止められる選手はいないレベルになっていることは明らかです。


そんな石川選手がイタリアでどんな成長を遂げるのか。

国内で競技を続けることは世界で戦うにはもはやハンデ以外の何物でもありません。
その競技で飛びぬけた存在でなくても、もっと挑戦を続けるべきで、その挑戦を支える体制作りが遅れているのが日本のスポーツ界でもあります。

極めて険しいアスリートライフですが、このようなアスリートをサポートする体制を日本国内でどんどん作っていくことも重要です。

アスリートだけではなくスポーツ界全体で危機感を持って取り組んでいかなければならない問題です。

という事で、日本スポーツ界が取り組んでいるアスリートサポートの実情について次回は書いていきたいと思います。

ぶっちゃけプロアスリートじゃなくてもよくない?

結構多いんですよね。この論調。

僕も実際「どっちでもいい」って思ってました。

けれど、そこは日本的な「なぁなぁ」文化と言わざるを得ないと思うんですよ。

実際に「プロ」と明確に宣言していなくても、ほぼプロ(セミプロとはあえて表現しないです。)みたいなアスリートってたくさんいます。

最近だと高梨沙羅選手なんかそうですよね。日体大の学生であり、クラレ所属になってますが、セブンアイホールディングスや全日空のCMバンバン出てたりしてますからね。

おそらく収入で言えば数千万。スキージャンパー高梨沙羅の魅力にスポンサーはつくわけですから、それはもうプロやん。と。

例を出すと錦織圭選手や石川遼選手はわかりやすくもあり、「チーム」に所属しているわけではないので、「プロテニスプレーヤー」、「プロゴルファー」として捉えるとわかりにくい部分もあります。
テニスはプロ登録をしなければ賞金がもらえないですし、ゴルフもプロテストに合格しなければ賞金がもらえません。

錦織選手は日清食品所属ながら、ウィダーユニクロなど多くの有名企業とスポンサー契約をしています。

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石川遼選手も所属はCASIOですが、アサヒビールなどのCMに出てる印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

つまり、多くなくてもスポンサーをつけて、個人なり、マネジメント会社がついて競技生活を行えば「ほぼ」も含めてプロアスリートなんですね。

それに関しては前回のブログでアスリートといろいろ話したのでご覧いただきたいのですが。


やっぱりね。プロになるべきだと思うんです。
競技によってプロの定義は変化するけど、やっぱり錦織選手の活躍を見てテニスする子供が増えたし、石川遼選手の活躍で子供にゴルフ始めさせる親も増えたし。

一般層に露出できるってすごいことなんですよ。

それが実業団だとそうもいかない。いろいろなしがらみもあるし、一社員をCMに出さないところも多いしね。
チームがNikeと契約してるのにadidasのCMには出れないし、会社がPUMAと取引があったら…なんてね。こんなわかりやすいことは実際ないけれど、いろんなパターンが起こるわけですよ。
何よりマネジメントが本職ではない人たちがマネジメントするのもあるし、自社の露出ならまだしも他社の露出に積極的にはならないですもんね。

 

なので「プロ」として所属する会社の意向や景気に依存することなくアスリートとして活動する事はとても大事なことだと思うんです。


とか言ってたら体操界から内村航平選手がプロ転向!なんてニュースが・・。
最近では吉田沙保里選手以来のビッグネームですね。

 

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まぁ、レスリング界はプロアスリートへの当たりが厳しいのか、マネジメントがうまくいってないのか、リオ以降あまり見ないですけどね・・。

内村航平選手レベルがプロ転向したとなったら、スポンサーは飛びつくでしょうね。もう今頃ほとんど体制は固まっていると思いますけど。

マネジメントのプロが対応するのと一流企業がほとんどとは言え広報部とかが対応するのとではメディアへのコネクションにも差がありますし、露出と収入は「内村航平選手クラスであれば」格段に上がるでしょうね。

露出に関しては求められているかも重要ですが、本人が望んでいるかも重要なので一概には言えないですが、彼の露出が増えることで、より多くの子供が体操に興味を持ち、第2の内村、白井が出てくる大きなパワーとなることに疑いの余地はありません。

実力があればプロになるべき!ただ、プロはもちろん厳しい世界。
競技力だけではなく、自らのコンテンツ力を高める必要もあります。

 

強くなることはもちろん大事。だけど、自分、競技の価値を伝え、高めることも大事。

そんなアスリートがもっともっと増えてもらいたいものです。

 

「プロアスリート」についてアスリートと話した。

非常に線引きがあやふやなプロアスリートという存在。

そもそも、プロアスリートってどういうことなのか?について、海外でのプロアスリート経験もあるとある選手とお話しできたので皆様にその内容を共有したいと思います。

そもそもアスリートは所属チーム、所属会社、マネジメント会社、などが選手を管理します。

実業団の選手なんかは基本的にサラリーマンです。
業務としてトレーニングや試合に参加します。

普段は仕事をして、チームでトップカテゴリーに参戦しているアスリートもいます。

プロアスリートとはざっくりいうと、「その競技で飯食ってる人」です。

個人、チーム競技に関わらず、プロアスリートはマネジメント会社と契約したり、所属チームがマネジメントを行う場合などがありますが、マネジメント会社がスポンサー探しやメディア対応をマネジメントして、競技に関する部分はチームや個人で・・・という事が多いです。

実業団などは基本的にそれらを所属チーム(=会社)が管理します。

プロアスリートとしての生活とそうじゃない場合について、色々お話したのでご覧いただけると幸いです。

(す:筆者  選:お話を聞かせてくれたありがたい選手)

す:もっと国内のアスリートもプロアスリートとして活動すればいいのにね・・
実業団とかでやってるのもったいないよ・・。

選:僕もそう思います。やはり「プロ」として自覚した生活をすることで、アスリート能力を高める生活が最優先されるので、競技成績も伸びますね。

す:でも反面やっぱりリスキーだよね・・。

選:そうですね。実業団でやっていた時は社員でもあるので、生活の安定という部分ではよかったのかもしれません。人によって異なるとは思いますが、基本的に選手生活を終えても会社には残れるので・・。

す:怪我とかで引退しても?

選:僕は大丈夫でした。ただ、周りから良く聞きますが、やはり、選手を引退してからその会社で業務をしていくというのは想像以上につらいそうです。
基本的に社会人経験がないまま・・・というケースも多いですし、その会社でこれからの人生を全うする・・となると全くの異世界なので、戸惑いや苦しみ、不安は多くあります。実業団チームを持つ会社は大きな会社が多いので、有名企業でその後の人生を送るという部分では魅力的な部分ではあると思いますが・・。

す:そうなんだ・・。

選:なので、実業団だから安心・・というのは個人的には浅はかかなと思います。
実際プロに転向して海外で生活をしていたころは、マネジメント会社が競技に関わる大小さまざまなお仕事を繋げて下さりいました。
そのおかげで今でも競技に携わることができていると思います。

また、これもチームによるとは思うのですが、実業団などの場合、自身が使う用具などを自分で決められないこともあります。しかしプロアスリートになると自分からメーカーさんなどにアプローチすることで、サポートを受けたり、スポンサーとなって頂ける場合があります。

す:え?自分で使う道具も決められないの?チームで買ってくれたりとかしないの?

選:チームが契約しているところ以外は原則使用禁止の場合が多いですね・・。
僕も学生時代に使っていたメーカーから所属先が契約しているメーカーに無理やり変更された経験もあります。

 

す:それってアスリートファーストじゃないね・・・

選:プロアスリートになると、幅広い選択肢の中から、自分で考え、選択をすることができますし、そのような行動を通じて様々な方々とつながりができると感じました。
ただ、競技によっては実業団の関係者が、競技団体の役員に名を連ねることが多く、
実業団に所属していないと大会の出場資格を出さない、日本代表の資格がないなどの弊害があると聞きます。プロアスリートとして活動することを面白く思わない方々が未だに多く存在していることも確かです

また、練習場所の確保など、プロとして活動するには大小問題は少なくありません。
私はチーム競技なので、プロとしてチームと契約しましたが、個人競技の場合、難しい部分もあるのかなと思います。

選:私は非実業団のトップランナーの方々と交流があるんだけど、ランナーは走る場所がまだたくさんあるからまだいいかもしれないけど、特殊な設備が必要な競技などは難しい部分もあるかもしれないね・・。競技人口が少ない競技ならなおさらね。

選:それでも僕は実力さえあればどんどんプロアスリートになるべきだと思います
実際すーさんのようにそういうアスリートをサポートしてくれる方はたくさんいるので・・。

そのような方々にいかに自分のメリットを伝え、共に歩んでいただけるか・・・。

逆にそれくらいのことができなければ世界で戦うことは難しいと思います。

完全な精神論ですが・・・。

す:既存のシステムから飛び出し、新たな世界にチャレンジするというのはとても勇気がいるもんね・・。

 

選:僕は個人的にあまり周りに管理されることが好きではないので、プロとしての活動は水が合うなと思います。もちろん不安がなかったわけではありません。でも、アスリートはもっと自分で動き、回りを巻き込むべきだと思います。

「誰かに何かをしてもらう」事がなければアスリートとしての生活は困難です。誰だって一人では生きていけません。それはプロもアマチュアも変わらないです。
問題は「自ら動いて誰かに何かをしてもらう」かどうかの違いだと思います。自分で考え、行動を起こす。そのうえで必要な部分はサポートをしてもらう。そして、サポートいただいた方、応援して下さる方、チームなどに結果として応える。

勝ち続けることも重要ですが、それ以外にも貢献できることはたくさんあるので、自身の目的を達成するためのあらゆる行動の一つ一つが、周囲の方々にメリットをもたらせられるように、自身でもサポートしてくださる方ともいろいろ考えます。

す:自身で選択したからこそ、責任も自身で追う・・けれどもそれで掴みとったものは喜びや感動も大きかっただろうね。

 

選:それは本当にそうだと思います。同じ方向を向いてサポートしてくださる方々と一緒に喜びを分かち合った瞬間は言葉では言い表せられないほどの感動がありました。

 

す:そうだろうね・・各競技でプロアスリートとして活躍する選手が増えるといいね。

選:アスリートならより高いレベルに身を置きたいと考えますよね?

実際にプロに転向したことで、日本よりレベルの高い海外のチームに入団することができました。
サッカーも野球も、国内のトップ選手は海外のより高いレベルにチャレンジしますよね?
サッカーだって今じゃ海外の強豪チームに多くの選手が移籍を果たして、日本代表も強くなりました・・。しかも強豪国だけではなく、日本でプロ経験のない選手もアジア各国をはじめ、日本より弱い国や、有名ではない海外クラブに所属しているんですよね?プロとしてかどうかはわかりませんが・・・。
そうすることで、世界中の良いエッセンスが間違いなく入って来るんですよ。そのことも国内における競技レベルを高めるにはとても重要です。
そうして国際舞台で「日本代表」が好成績を収めて、注目を浴び、競技人口が増え・・・という好循環に入るきっかけを作ります。
そういった意味でも特に国内トップレベルの若いアスリートは海外挑戦も含めどんどんチャレンジしてもらいたいなと思います。

現在は指導者として、後身の育成に携わりながらジュニア層の育成にも関わらせてもらっていますが、彼らがプロとしてチャンスを掴める環境を少しでも多く作っていけるようにしたいと考えています。

す:いろいろありがとう!



アスリートがより良い環境を自ら作り出す、そしてその選手に魅力を見出しサポートする。
その流れをスムーズに行うには今までのように実業団所属ではなく「プロ」に転向し、国内だけではなく、より高いレベルが海外にあるのならチャレンジする。より高いレベルが回外にあるのなら、実業団にいてはそのチャンスを逃してしまいます。

アスリートの「プロ化」。それはこれからの日本のスポーツ文化を高めるうえで、とても大きな要素になることは間違いありません。

部活動についてアスリートに聞いてみた話。

部活動についてアスリートに聞いてみた話。こんにちは。

皆さん運動、文化問わず、部活動に多かれ少なかれ関わっていた人がほとんどだと思います。

 

良くも悪くも日本における教育機関の大きな特徴でもある部活動。

多くのアスリートも部活動を通してアスリート能力を高め、活躍することとなったので、その功績は大きいと言えるでしょう。

しかし、最近では部活の顧問の方への負担集中や、教育現場での指導方法などが問題視されるようになり、さらには下記のようなニュースまで取り沙汰されることになり、部活動の存在そのものが大きく揺らいできています。

www.j-cast.com

 

と、いう事で、部活動には所属せず、地域のクラブチームから五輪に出場するまでに至ったある種目の選手(※A)と、地域のクラブチーム、部活動、両方に所属経験のある五輪出場アスリート(※B)から、部活動について話を聞くことができたので、その内容を皆様にお伝えいたします。

  1. クラブチームなど学校以外でのスポーツ機関と比較した、学校での部活動について思いつくメリット、デメリットを教えてください
    A学校の部活動には所属したことがないので個人的な意見になってしまいますが、親の負担が少ないことが大きなメリットだと言えると思います。
    どうしてもクラブチームだとチームの運営をしていかなければならいので、月会費、遠征費、用具類・・・負担は部活動に比べて大きいと聞きます。
    部活動は学校の活動という側面もあるので、部費で賄ってくれる部分もあるので、そう言った意味では親には本当に感謝しています。

    また、普段は学校の敷地内でできるので、練習のための移動時間やそこでも交通費など金銭的な負担の差も大きいと思います。

    デメリットとしては、クラブチームは経験豊富な指導者がいることと、部活動では必ずしも見識のある指導者に恵まれない可能性があるという事でしょうか。
    また、専用のトレーニング機器などの普及もクラブチームに比べると遅れていると感じます。クラブチームは環境や指導者や活動を知り、選ぶことができますが、部活動では一部の特待生などを除き、限られた選択肢の中から選ばなくてはならないというのはデメリットだと思います。

    B基本的にはAさんと同じ意見です。部活では顧問の先生の裁量で指導レベルに大きく差がついてしまいます。結果、特に中学レベルまでの若年層において優れた能力を持つ学生の才能を開花させることなく終えてしまっていることも少なくないと思います。その後大きく成長していたかもしれない生徒がもし、経験豊富な先生やクラブチームの指導者と巡り会っていたら・・・と思うこともしばしばあります。
    しかし、高校や大学レベルになれば、強豪校はクラブチームをも凌駕する環境でトレーニングに励むことができることもまた事実です。
    私は中学までクラブチーム、高校では強豪と呼ばれる高校に進学しましたが、設備など、環境はクラブチームよりもはるかに整っていると感じました。
    このように、スポーツにエネルギーを注ぎ、学校の知名度を上げることで、経営を成り立たせる学校も以前はサッカーや野球、などのメジャースポーツが目立っていましたが、各競技に広がってきていると感じます。

    部活がなくなってしまうと、その時点では能力が高くないけれど、競技にチャレンジしたい!という子供が頑張る機会を失ってしまうと思います。
    基本的にチャンスが公平にあるのが部活動の良い部分であると思います。

    ◎部活動のメリット
    ・クラブチームに比べると経済的な負担が少ない(用具、移動なども含め)
    ・強豪校に行けば、恵まれた環境で競技に打ち込むこともできる
    ・誰にでも競技を始めるチャンスがある

    ◎部活動のデメリット
    ・指導者レベルにばらつきがある(特に中学まで)

  2. 中学の部活「生徒の声出しうるさい」 住民の苦情に運動部は無言で練習(上述のリンク)問題についてはどう思いますか?

    A:非常に残念に思いますが、近隣住民の方全員にご理解をいただくというのも物理的には難しいと思います。部活動以外にも小学校や幼稚園などの活動で苦情を言う方もいると聞いています。
    少しでも理解を得られるように、近隣の方々にご理解をいただく活動も必要なのかなと思います。
    私のチームでは地域のお祭りや小学校のバザーなどで出店やゴミ拾い等を行っており、地域の方々との交流も多かったこともあり、町全体でチームの活動を応援してくれていた雰囲気がありました。
    ただ、部活動でも同じ活動をやれというのは無理な話だという事も分かります。まず、学校単位で動かなければならないですしね・・。

    どのスポーツもトレーニング環境は限られていると思うのでそういった意味で希望者全員に平等にチャンスを与える学校単位での部活動というのは難しくなっているのかもしれませんね。

    B:実際に私たちの中学では朝練は禁止でした。これは近隣の方の苦情ではなく保護者からの苦情で、共働きのため、ただでさえ朝が早いのに、朝練が必須になると親も大変だと。結果、朝ご飯を食べずに朝練に参加する生徒が出てきてしまいました。そうしたことなどから健康的な側面からも判断して学校側は朝練禁止という事になりました。

    都会ではなかったので、学校周りの住民の方がそれほど多いわけではなく、何年もそこに住み続けていらっしゃる方々だったので、放課後の活動で何か苦情があるという事はなかったと思いますが、都会であれば学校のすぐ近くで生活する方も多いと思います。そのような方たちに配慮する必要もあると思いますし、学校近くに住む方々も多少は受け入れてもらいたいかなという気持ちもありますね。
    双方が少しずつ譲歩、理解することができればいいと思います。

    ただ、必要以上に声出しをする重要性もわかりませんし、ロードワークで並んで掛け声をしながら…というのがトレーニング効率が高いか疑問です。


  3. ぶっちゃけ部活って必要?より良くするにはどうしたらいいと思う?

    A:僕は部活をしたことがないのですが、端から見ると学生時代の大会ってほとんどが中体連、高体連主催のものが多いじゃないですか。学校で表彰されたり、テレビとか出ていいなーって思いますよ。単純に部活があった方がいいかない方がいいかで言えば、あった方がいいと思います。

    ただ、教師の負担増・・・みたいなニュースを聞くと、部活の顧問、責任者は学校の先生で、指導は外部から経験者を招き入れればいいのになと思います。
    もちろんその分、今よりも部活動を行う上で負担が増える部分やルールを作らなければならないとは思いますが、部活動のおかげで、競技人口の拡大につながっていることは確かなので、指導者として十分なレベルにある経験者ってきっと多いと思うんですよ。
    各競技ごとに指導者ライセンスを明確に区分けして行政や自治体と協力することができればより多くの生徒に、しっかりした指導が行きわたるのではないかなと思います。
    学校って最低限のスペースと器具はあるじゃないですか?
    もっと人材も設備も有効活用して、よりよいスポーツ環境はまだまだ作っていけると思います。

    B部活動経験者としてこんなこと言うのもどうかと思うんですが、無理に部活ってシステムを続けなくてもいいと思います。というか学校単位でやらなくてもいいと思います。
    地域の学校群単位でもいいのかなと。
    ○○区第一中学には野球をやりたい生徒が放課後、第二中~第五中含め集まってくる、それが一つのチームとして活動。サッカーは第二中に第一~第五中までが集まる・・・みたいな。わかりますかね・・。それで一定の地域ごとに大会を行うみたいな?○○市第1地区対○○市第2地区みたいな。
    え?これ結構よくないですか??
    でも野球とかサッカーとかラグビーなどの団体競技は大変ですね。まぁ、競技によって集合体の幅を分ければいいのかな・・。いずれにしてもこれも一つの案です。

    集合体にすることでもちろん所属人数も増えるので1軍やスタメンで活躍する選手の割合は減りますが、スポーツは最終的に結果を競うものなので、教育の一環とは言え、そこはシビアでいいと思います。
    最近では教育の現場で運動会とかで順位をつけないとかになっているみたいですが、こと部活でスポーツを選んだ以上,そこは競争社会だと認識するべきだと思います。また、きれいごとかもしれませんが、1軍やスタメンで活躍することができなくても、高いレベルを目指して努力するという事はたとえ報われなくても大きな経験になると思います。

 

と、いう事で、トップアスリートからいろいろとお話を伺いましたが皆様はどう思うでしょうか。

「部活」というシステムが残した功績は非常に大きいことは確かです。
しかし、もうすでにそのシステムには多くの問題が山積みされているのが現状です。

その問題を教師、保護者、生徒が負担することで、カーテンに包んでいるのではないでしょうか。

そして、何より問題なのは一部に「俺のころはもっとひどかった」、「あのころに比べれば今なんて全然マシ」などという、全く持ってナンセンスな考えを、子供に比べエネルギーを持つ大人が押しつけ、変革を邪魔している。という事だと思います。

より良い環境で若年層がスポーツに取り組むことが、スポーツ文化のさらなる発展に繋がり、豊かな人間性を育むパワーとなると考えます。

その為にも、今のままではよくない事がわかっている以上、よりよい環境作りに向かうべきではないでしょうか。

生きたデータを掴む

こんにちは。

突然ですが、どんなことをするにもデータって必要ですよね。
データの取得、活用によって結果は大きく変わってきます。

 

当たり前です。

 

野村監督時代のヤクルトはID野球と呼ばれ、データを重要視した戦法で多くの勝利を掴んできました。

 

現在では多くのデータ分析サービスがあり、私自身もかなり活用していますが、数字と数字からなるデータばかりで様々な判断をしていませんか?

もっと言うと、自分で実際に調べたことって結構覚えてるけど、Webでサクッと調べたことってその後あんまり記憶に残っていなかったりしませんか?

僕は自分で調べるのが好きなので、結構路上調査をします。

ストリート出身なもんで。。。

例えば、季節ごとに早朝、昼、夜に皇居を走るランナーってどれくらいいるのか。
性別、年代、ペース、ランニングの頻度・・・。

全部「聞き」ます。
それでデータをしたためます。

頭を下げてどのような目的でアンケートを行うのかきちんと説明します。
ランナーの皆さんがどのような目的で走っていて、どのようなことを望んでいるのか。
調査会社に頼めばいいんでしょうけど、仲良くなると色々なことを教えてくれます。
どこそこのランステはどーたら、どこそこのランニングショップはどーたら・・・。



東京マラソンも1位の選手から30,000位くらいのランナーがゴールするまでゴール地点にいました。

 

サポートしてる選手の応援、現場の雰囲気を知る、関係者との挨拶がメインの業務でしたが

一方、何人がスポーツネックレスをして走っていたかを知ることもできました。
正確とは言い切れませんが、目視の中でわかったことは、3万人のランナーがいて、サブ2.5(フルマラソンを2時間30分切り)レベルのランナーのスポーツネックレス装着率は約18%。5人に1人くらいがつけていることがわかりました。

サブ3フルマラソンを3時間切り)のランナーで約15%、サブ3.5(フルマラソンを3時間30分切り)で12%、サブ4(フルマラソンを4時間切り)で8%、それ以降だと5%を切っていました。

東京マラソンは走りたくても高倍率の抽選に当たらなくては出走は叶いません。

冷やかしで応募したら当たったという方も稀にいますが、基本的にランニング愛好家の方々がいる中で、スポーツネネックレスの装着率は10%を下回る計算となることがわかりました。

ある程度の頻度でランニングを行っているであろうサブ4ランナーまでを対象としても10人に1人レベルでしかスポーツネックレスをつけていないことがわかりました。

ビジネスチャンスはまだまだ限りなくあるな・・・そうポジティブに捉えました。

ちなみにサブ4以上のランナーで弊社商品を愛用いただいていた割合は何と約2%未満。・・・。

およそ6000人の中でたった100人ほどにしか使われていませんでした。

スポーツネックレス業界の中ではそこそこ注目も浴びていたので、少なからずショックを受けることになりましたが、「あ、あと6850人にこれから買ってもらえるチャンスがあるんだ・・・。」と、すぐに切り替えることができました。

ランニング人口(週に一回以上ジョギングやランニングをする人)が国内で1000万人を超えたと言われている中でまだまだ大きなチャンスが眠っていると。。

そこまでがわかったので、あとは都内の各ランニングクラブさんや、市民ランナーさんにまたお話を伺いに行きます。
「なぜスポーツネックレスをつけているのか。」、「なぜスポーツネックレスをつけていないのか。」

僕は「声」を大事にしています。
アンケート用紙に書いてもらったり、WEB上でフォーム作ったり、メールで・・・とも思ったのですが、時間の無駄と言われようが、直接「対話」しました。

東京マラソン以降2000人には聞きました。
なるべく性別、年代、レベルが偏らないように・・・。

できるだけ幅広いランナーの正直な声が聞きたかったのです。

その結果、代理店さんや自社ショールームや、ランイベント、販売会、説明会でお客様に対してどのようにアプローチをしていくと、購入率が高まるのかを掴むことができ、実践することで、飛躍的に販売力が高まりました。

 

業務中に感じる「なぜ?」を、一つずつ解消していくことができたと言えます。。

もちろんまだまだ多くの「なぜ?」は残っていますし、新たな「なぜ?」も生まれます。

 

しかし、ユーザー、ユーザー候補の生の声を聞き出すことで、代理店やスタッフなど、直接お客様と関わるメンバーに、商品が選ばれる理由を高い鮮度で、知ってもらえました。

 

また、スポーツネックレスに興味はあるけど購入に至らない層の声も共有することで、不満や不安な点を少しずつ解消することができ、購入へと繋げることができました。

 

具体的なPDCAは別の機会でお伝えすることもあるかもしれませんがここでは割愛します。

 

お手軽なアンケートももちろん大事ですが、何か行き詰ったら、外に出て生の声を聴いて「生きたデータ」を掴むのはいかがでしょうか。

 

仕事以外でも素敵な出会いがあるかもしれません・・・。