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スポーツとか色々書きます

ぶっちゃけプロアスリートじゃなくてもよくない?

結構多いんですよね。この論調。

僕も実際「どっちでもいい」って思ってました。

けれど、そこは日本的な「なぁなぁ」文化と言わざるを得ないと思うんですよ。

実際に「プロ」と明確に宣言していなくても、ほぼプロ(セミプロとはあえて表現しないです。)みたいなアスリートってたくさんいます。

最近だと高梨沙羅選手なんかそうですよね。日体大の学生であり、クラレ所属になってますが、セブンアイホールディングスや全日空のCMバンバン出てたりしてますからね。

おそらく収入で言えば数千万。スキージャンパー高梨沙羅の魅力にスポンサーはつくわけですから、それはもうプロやん。と。

例を出すと錦織圭選手や石川遼選手はわかりやすくもあり、「チーム」に所属しているわけではないので、「プロテニスプレーヤー」、「プロゴルファー」として捉えるとわかりにくい部分もあります。
テニスはプロ登録をしなければ賞金がもらえないですし、ゴルフもプロテストに合格しなければ賞金がもらえません。

錦織選手は日清食品所属ながら、ウィダーユニクロなど多くの有名企業とスポンサー契約をしています。

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石川遼選手も所属はCASIOですが、アサヒビールなどのCMに出てる印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

つまり、多くなくてもスポンサーをつけて、個人なり、マネジメント会社がついて競技生活を行えば「ほぼ」も含めてプロアスリートなんですね。

それに関しては前回のブログでアスリートといろいろ話したのでご覧いただきたいのですが。


やっぱりね。プロになるべきだと思うんです。
競技によってプロの定義は変化するけど、やっぱり錦織選手の活躍を見てテニスする子供が増えたし、石川遼選手の活躍で子供にゴルフ始めさせる親も増えたし。

一般層に露出できるってすごいことなんですよ。

それが実業団だとそうもいかない。いろいろなしがらみもあるし、一社員をCMに出さないところも多いしね。
チームがNikeと契約してるのにadidasのCMには出れないし、会社がPUMAと取引があったら…なんてね。こんなわかりやすいことは実際ないけれど、いろんなパターンが起こるわけですよ。
何よりマネジメントが本職ではない人たちがマネジメントするのもあるし、自社の露出ならまだしも他社の露出に積極的にはならないですもんね。

 

なので「プロ」として所属する会社の意向や景気に依存することなくアスリートとして活動する事はとても大事なことだと思うんです。


とか言ってたら体操界から内村航平選手がプロ転向!なんてニュースが・・。
最近では吉田沙保里選手以来のビッグネームですね。

 

news.yahoo.co.jp



まぁ、レスリング界はプロアスリートへの当たりが厳しいのか、マネジメントがうまくいってないのか、リオ以降あまり見ないですけどね・・。

内村航平選手レベルがプロ転向したとなったら、スポンサーは飛びつくでしょうね。もう今頃ほとんど体制は固まっていると思いますけど。

マネジメントのプロが対応するのと一流企業がほとんどとは言え広報部とかが対応するのとではメディアへのコネクションにも差がありますし、露出と収入は「内村航平選手クラスであれば」格段に上がるでしょうね。

露出に関しては求められているかも重要ですが、本人が望んでいるかも重要なので一概には言えないですが、彼の露出が増えることで、より多くの子供が体操に興味を持ち、第2の内村、白井が出てくる大きなパワーとなることに疑いの余地はありません。

実力があればプロになるべき!ただ、プロはもちろん厳しい世界。
競技力だけではなく、自らのコンテンツ力を高める必要もあります。

 

強くなることはもちろん大事。だけど、自分、競技の価値を伝え、高めることも大事。

そんなアスリートがもっともっと増えてもらいたいものです。

 

「プロアスリート」についてアスリートと話した。

非常に線引きがあやふやなプロアスリートという存在。

そもそも、プロアスリートってどういうことなのか?について、海外でのプロアスリート経験もあるとある選手とお話しできたので皆様にその内容を共有したいと思います。

そもそもアスリートは所属チーム、所属会社、マネジメント会社、などが選手を管理します。

実業団の選手なんかは基本的にサラリーマンです。
業務としてトレーニングや試合に参加します。

普段は仕事をして、チームでトップカテゴリーに参戦しているアスリートもいます。

プロアスリートとはざっくりいうと、「その競技で飯食ってる人」です。

個人、チーム競技に関わらず、プロアスリートはマネジメント会社と契約したり、所属チームがマネジメントを行う場合などがありますが、マネジメント会社がスポンサー探しやメディア対応をマネジメントして、競技に関する部分はチームや個人で・・・という事が多いです。

実業団などは基本的にそれらを所属チーム(=会社)が管理します。

プロアスリートとしての生活とそうじゃない場合について、色々お話したのでご覧いただけると幸いです。

(す:筆者  選:お話を聞かせてくれたありがたい選手)

す:もっと国内のアスリートもプロアスリートとして活動すればいいのにね・・
実業団とかでやってるのもったいないよ・・。

選:僕もそう思います。やはり「プロ」として自覚した生活をすることで、アスリート能力を高める生活が最優先されるので、競技成績も伸びますね。

す:でも反面やっぱりリスキーだよね・・。

選:そうですね。実業団でやっていた時は社員でもあるので、生活の安定という部分ではよかったのかもしれません。人によって異なるとは思いますが、基本的に選手生活を終えても会社には残れるので・・。

す:怪我とかで引退しても?

選:僕は大丈夫でした。ただ、周りから良く聞きますが、やはり、選手を引退してからその会社で業務をしていくというのは想像以上につらいそうです。
基本的に社会人経験がないまま・・・というケースも多いですし、その会社でこれからの人生を全うする・・となると全くの異世界なので、戸惑いや苦しみ、不安は多くあります。実業団チームを持つ会社は大きな会社が多いので、有名企業でその後の人生を送るという部分では魅力的な部分ではあると思いますが・・。

す:そうなんだ・・。

選:なので、実業団だから安心・・というのは個人的には浅はかかなと思います。
実際プロに転向して海外で生活をしていたころは、マネジメント会社が競技に関わる大小さまざまなお仕事を繋げて下さりいました。
そのおかげで今でも競技に携わることができていると思います。

また、これもチームによるとは思うのですが、実業団などの場合、自身が使う用具などを自分で決められないこともあります。しかしプロアスリートになると自分からメーカーさんなどにアプローチすることで、サポートを受けたり、スポンサーとなって頂ける場合があります。

す:え?自分で使う道具も決められないの?チームで買ってくれたりとかしないの?

選:チームが契約しているところ以外は原則使用禁止の場合が多いですね・・。
僕も学生時代に使っていたメーカーから所属先が契約しているメーカーに無理やり変更された経験もあります。

 

す:それってアスリートファーストじゃないね・・・

選:プロアスリートになると、幅広い選択肢の中から、自分で考え、選択をすることができますし、そのような行動を通じて様々な方々とつながりができると感じました。
ただ、競技によっては実業団の関係者が、競技団体の役員に名を連ねることが多く、
実業団に所属していないと大会の出場資格を出さない、日本代表の資格がないなどの弊害があると聞きます。プロアスリートとして活動することを面白く思わない方々が未だに多く存在していることも確かです

また、練習場所の確保など、プロとして活動するには大小問題は少なくありません。
私はチーム競技なので、プロとしてチームと契約しましたが、個人競技の場合、難しい部分もあるのかなと思います。

選:私は非実業団のトップランナーの方々と交流があるんだけど、ランナーは走る場所がまだたくさんあるからまだいいかもしれないけど、特殊な設備が必要な競技などは難しい部分もあるかもしれないね・・。競技人口が少ない競技ならなおさらね。

選:それでも僕は実力さえあればどんどんプロアスリートになるべきだと思います
実際すーさんのようにそういうアスリートをサポートしてくれる方はたくさんいるので・・。

そのような方々にいかに自分のメリットを伝え、共に歩んでいただけるか・・・。

逆にそれくらいのことができなければ世界で戦うことは難しいと思います。

完全な精神論ですが・・・。

す:既存のシステムから飛び出し、新たな世界にチャレンジするというのはとても勇気がいるもんね・・。

 

選:僕は個人的にあまり周りに管理されることが好きではないので、プロとしての活動は水が合うなと思います。もちろん不安がなかったわけではありません。でも、アスリートはもっと自分で動き、回りを巻き込むべきだと思います。

「誰かに何かをしてもらう」事がなければアスリートとしての生活は困難です。誰だって一人では生きていけません。それはプロもアマチュアも変わらないです。
問題は「自ら動いて誰かに何かをしてもらう」かどうかの違いだと思います。自分で考え、行動を起こす。そのうえで必要な部分はサポートをしてもらう。そして、サポートいただいた方、応援して下さる方、チームなどに結果として応える。

勝ち続けることも重要ですが、それ以外にも貢献できることはたくさんあるので、自身の目的を達成するためのあらゆる行動の一つ一つが、周囲の方々にメリットをもたらせられるように、自身でもサポートしてくださる方ともいろいろ考えます。

す:自身で選択したからこそ、責任も自身で追う・・けれどもそれで掴みとったものは喜びや感動も大きかっただろうね。

 

選:それは本当にそうだと思います。同じ方向を向いてサポートしてくださる方々と一緒に喜びを分かち合った瞬間は言葉では言い表せられないほどの感動がありました。

 

す:そうだろうね・・各競技でプロアスリートとして活躍する選手が増えるといいね。

選:アスリートならより高いレベルに身を置きたいと考えますよね?

実際にプロに転向したことで、日本よりレベルの高い海外のチームに入団することができました。
サッカーも野球も、国内のトップ選手は海外のより高いレベルにチャレンジしますよね?
サッカーだって今じゃ海外の強豪チームに多くの選手が移籍を果たして、日本代表も強くなりました・・。しかも強豪国だけではなく、日本でプロ経験のない選手もアジア各国をはじめ、日本より弱い国や、有名ではない海外クラブに所属しているんですよね?プロとしてかどうかはわかりませんが・・・。
そうすることで、世界中の良いエッセンスが間違いなく入って来るんですよ。そのことも国内における競技レベルを高めるにはとても重要です。
そうして国際舞台で「日本代表」が好成績を収めて、注目を浴び、競技人口が増え・・・という好循環に入るきっかけを作ります。
そういった意味でも特に国内トップレベルの若いアスリートは海外挑戦も含めどんどんチャレンジしてもらいたいなと思います。

現在は指導者として、後身の育成に携わりながらジュニア層の育成にも関わらせてもらっていますが、彼らがプロとしてチャンスを掴める環境を少しでも多く作っていけるようにしたいと考えています。

す:いろいろありがとう!



アスリートがより良い環境を自ら作り出す、そしてその選手に魅力を見出しサポートする。
その流れをスムーズに行うには今までのように実業団所属ではなく「プロ」に転向し、国内だけではなく、より高いレベルが海外にあるのならチャレンジする。より高いレベルが回外にあるのなら、実業団にいてはそのチャンスを逃してしまいます。

アスリートの「プロ化」。それはこれからの日本のスポーツ文化を高めるうえで、とても大きな要素になることは間違いありません。

部活動についてアスリートに聞いてみた話。

部活動についてアスリートに聞いてみた話。こんにちは。

皆さん運動、文化問わず、部活動に多かれ少なかれ関わっていた人がほとんどだと思います。

 

良くも悪くも日本における教育機関の大きな特徴でもある部活動。

多くのアスリートも部活動を通してアスリート能力を高め、活躍することとなったので、その功績は大きいと言えるでしょう。

しかし、最近では部活の顧問の方への負担集中や、教育現場での指導方法などが問題視されるようになり、さらには下記のようなニュースまで取り沙汰されることになり、部活動の存在そのものが大きく揺らいできています。

www.j-cast.com

 

と、いう事で、部活動には所属せず、地域のクラブチームから五輪に出場するまでに至ったある種目の選手(※A)と、地域のクラブチーム、部活動、両方に所属経験のある五輪出場アスリート(※B)から、部活動について話を聞くことができたので、その内容を皆様にお伝えいたします。

  1. クラブチームなど学校以外でのスポーツ機関と比較した、学校での部活動について思いつくメリット、デメリットを教えてください
    A学校の部活動には所属したことがないので個人的な意見になってしまいますが、親の負担が少ないことが大きなメリットだと言えると思います。
    どうしてもクラブチームだとチームの運営をしていかなければならいので、月会費、遠征費、用具類・・・負担は部活動に比べて大きいと聞きます。
    部活動は学校の活動という側面もあるので、部費で賄ってくれる部分もあるので、そう言った意味では親には本当に感謝しています。

    また、普段は学校の敷地内でできるので、練習のための移動時間やそこでも交通費など金銭的な負担の差も大きいと思います。

    デメリットとしては、クラブチームは経験豊富な指導者がいることと、部活動では必ずしも見識のある指導者に恵まれない可能性があるという事でしょうか。
    また、専用のトレーニング機器などの普及もクラブチームに比べると遅れていると感じます。クラブチームは環境や指導者や活動を知り、選ぶことができますが、部活動では一部の特待生などを除き、限られた選択肢の中から選ばなくてはならないというのはデメリットだと思います。

    B基本的にはAさんと同じ意見です。部活では顧問の先生の裁量で指導レベルに大きく差がついてしまいます。結果、特に中学レベルまでの若年層において優れた能力を持つ学生の才能を開花させることなく終えてしまっていることも少なくないと思います。その後大きく成長していたかもしれない生徒がもし、経験豊富な先生やクラブチームの指導者と巡り会っていたら・・・と思うこともしばしばあります。
    しかし、高校や大学レベルになれば、強豪校はクラブチームをも凌駕する環境でトレーニングに励むことができることもまた事実です。
    私は中学までクラブチーム、高校では強豪と呼ばれる高校に進学しましたが、設備など、環境はクラブチームよりもはるかに整っていると感じました。
    このように、スポーツにエネルギーを注ぎ、学校の知名度を上げることで、経営を成り立たせる学校も以前はサッカーや野球、などのメジャースポーツが目立っていましたが、各競技に広がってきていると感じます。

    部活がなくなってしまうと、その時点では能力が高くないけれど、競技にチャレンジしたい!という子供が頑張る機会を失ってしまうと思います。
    基本的にチャンスが公平にあるのが部活動の良い部分であると思います。

    ◎部活動のメリット
    ・クラブチームに比べると経済的な負担が少ない(用具、移動なども含め)
    ・強豪校に行けば、恵まれた環境で競技に打ち込むこともできる
    ・誰にでも競技を始めるチャンスがある

    ◎部活動のデメリット
    ・指導者レベルにばらつきがある(特に中学まで)

  2. 中学の部活「生徒の声出しうるさい」 住民の苦情に運動部は無言で練習(上述のリンク)問題についてはどう思いますか?

    A:非常に残念に思いますが、近隣住民の方全員にご理解をいただくというのも物理的には難しいと思います。部活動以外にも小学校や幼稚園などの活動で苦情を言う方もいると聞いています。
    少しでも理解を得られるように、近隣の方々にご理解をいただく活動も必要なのかなと思います。
    私のチームでは地域のお祭りや小学校のバザーなどで出店やゴミ拾い等を行っており、地域の方々との交流も多かったこともあり、町全体でチームの活動を応援してくれていた雰囲気がありました。
    ただ、部活動でも同じ活動をやれというのは無理な話だという事も分かります。まず、学校単位で動かなければならないですしね・・。

    どのスポーツもトレーニング環境は限られていると思うのでそういった意味で希望者全員に平等にチャンスを与える学校単位での部活動というのは難しくなっているのかもしれませんね。

    B:実際に私たちの中学では朝練は禁止でした。これは近隣の方の苦情ではなく保護者からの苦情で、共働きのため、ただでさえ朝が早いのに、朝練が必須になると親も大変だと。結果、朝ご飯を食べずに朝練に参加する生徒が出てきてしまいました。そうしたことなどから健康的な側面からも判断して学校側は朝練禁止という事になりました。

    都会ではなかったので、学校周りの住民の方がそれほど多いわけではなく、何年もそこに住み続けていらっしゃる方々だったので、放課後の活動で何か苦情があるという事はなかったと思いますが、都会であれば学校のすぐ近くで生活する方も多いと思います。そのような方たちに配慮する必要もあると思いますし、学校近くに住む方々も多少は受け入れてもらいたいかなという気持ちもありますね。
    双方が少しずつ譲歩、理解することができればいいと思います。

    ただ、必要以上に声出しをする重要性もわかりませんし、ロードワークで並んで掛け声をしながら…というのがトレーニング効率が高いか疑問です。


  3. ぶっちゃけ部活って必要?より良くするにはどうしたらいいと思う?

    A:僕は部活をしたことがないのですが、端から見ると学生時代の大会ってほとんどが中体連、高体連主催のものが多いじゃないですか。学校で表彰されたり、テレビとか出ていいなーって思いますよ。単純に部活があった方がいいかない方がいいかで言えば、あった方がいいと思います。

    ただ、教師の負担増・・・みたいなニュースを聞くと、部活の顧問、責任者は学校の先生で、指導は外部から経験者を招き入れればいいのになと思います。
    もちろんその分、今よりも部活動を行う上で負担が増える部分やルールを作らなければならないとは思いますが、部活動のおかげで、競技人口の拡大につながっていることは確かなので、指導者として十分なレベルにある経験者ってきっと多いと思うんですよ。
    各競技ごとに指導者ライセンスを明確に区分けして行政や自治体と協力することができればより多くの生徒に、しっかりした指導が行きわたるのではないかなと思います。
    学校って最低限のスペースと器具はあるじゃないですか?
    もっと人材も設備も有効活用して、よりよいスポーツ環境はまだまだ作っていけると思います。

    B部活動経験者としてこんなこと言うのもどうかと思うんですが、無理に部活ってシステムを続けなくてもいいと思います。というか学校単位でやらなくてもいいと思います。
    地域の学校群単位でもいいのかなと。
    ○○区第一中学には野球をやりたい生徒が放課後、第二中~第五中含め集まってくる、それが一つのチームとして活動。サッカーは第二中に第一~第五中までが集まる・・・みたいな。わかりますかね・・。それで一定の地域ごとに大会を行うみたいな?○○市第1地区対○○市第2地区みたいな。
    え?これ結構よくないですか??
    でも野球とかサッカーとかラグビーなどの団体競技は大変ですね。まぁ、競技によって集合体の幅を分ければいいのかな・・。いずれにしてもこれも一つの案です。

    集合体にすることでもちろん所属人数も増えるので1軍やスタメンで活躍する選手の割合は減りますが、スポーツは最終的に結果を競うものなので、教育の一環とは言え、そこはシビアでいいと思います。
    最近では教育の現場で運動会とかで順位をつけないとかになっているみたいですが、こと部活でスポーツを選んだ以上,そこは競争社会だと認識するべきだと思います。また、きれいごとかもしれませんが、1軍やスタメンで活躍することができなくても、高いレベルを目指して努力するという事はたとえ報われなくても大きな経験になると思います。

 

と、いう事で、トップアスリートからいろいろとお話を伺いましたが皆様はどう思うでしょうか。

「部活」というシステムが残した功績は非常に大きいことは確かです。
しかし、もうすでにそのシステムには多くの問題が山積みされているのが現状です。

その問題を教師、保護者、生徒が負担することで、カーテンに包んでいるのではないでしょうか。

そして、何より問題なのは一部に「俺のころはもっとひどかった」、「あのころに比べれば今なんて全然マシ」などという、全く持ってナンセンスな考えを、子供に比べエネルギーを持つ大人が押しつけ、変革を邪魔している。という事だと思います。

より良い環境で若年層がスポーツに取り組むことが、スポーツ文化のさらなる発展に繋がり、豊かな人間性を育むパワーとなると考えます。

その為にも、今のままではよくない事がわかっている以上、よりよい環境作りに向かうべきではないでしょうか。

生きたデータを掴む

こんにちは。

突然ですが、どんなことをするにもデータって必要ですよね。
データの取得、活用によって結果は大きく変わってきます。

 

当たり前です。

 

野村監督時代のヤクルトはID野球と呼ばれ、データを重要視した戦法で多くの勝利を掴んできました。

 

現在では多くのデータ分析サービスがあり、私自身もかなり活用していますが、数字と数字からなるデータばかりで様々な判断をしていませんか?

もっと言うと、自分で実際に調べたことって結構覚えてるけど、Webでサクッと調べたことってその後あんまり記憶に残っていなかったりしませんか?

僕は自分で調べるのが好きなので、結構路上調査をします。

ストリート出身なもんで。。。

例えば、季節ごとに早朝、昼、夜に皇居を走るランナーってどれくらいいるのか。
性別、年代、ペース、ランニングの頻度・・・。

全部「聞き」ます。
それでデータをしたためます。

頭を下げてどのような目的でアンケートを行うのかきちんと説明します。
ランナーの皆さんがどのような目的で走っていて、どのようなことを望んでいるのか。
調査会社に頼めばいいんでしょうけど、仲良くなると色々なことを教えてくれます。
どこそこのランステはどーたら、どこそこのランニングショップはどーたら・・・。



東京マラソンも1位の選手から30,000位くらいのランナーがゴールするまでゴール地点にいました。

 

サポートしてる選手の応援、現場の雰囲気を知る、関係者との挨拶がメインの業務でしたが

一方、何人がスポーツネックレスをして走っていたかを知ることもできました。
正確とは言い切れませんが、目視の中でわかったことは、3万人のランナーがいて、サブ2.5(フルマラソンを2時間30分切り)レベルのランナーのスポーツネックレス装着率は約18%。5人に1人くらいがつけていることがわかりました。

サブ3フルマラソンを3時間切り)のランナーで約15%、サブ3.5(フルマラソンを3時間30分切り)で12%、サブ4(フルマラソンを4時間切り)で8%、それ以降だと5%を切っていました。

東京マラソンは走りたくても高倍率の抽選に当たらなくては出走は叶いません。

冷やかしで応募したら当たったという方も稀にいますが、基本的にランニング愛好家の方々がいる中で、スポーツネネックレスの装着率は10%を下回る計算となることがわかりました。

ある程度の頻度でランニングを行っているであろうサブ4ランナーまでを対象としても10人に1人レベルでしかスポーツネックレスをつけていないことがわかりました。

ビジネスチャンスはまだまだ限りなくあるな・・・そうポジティブに捉えました。

ちなみにサブ4以上のランナーで弊社商品を愛用いただいていた割合は何と約2%未満。・・・。

およそ6000人の中でたった100人ほどにしか使われていませんでした。

スポーツネックレス業界の中ではそこそこ注目も浴びていたので、少なからずショックを受けることになりましたが、「あ、あと6850人にこれから買ってもらえるチャンスがあるんだ・・・。」と、すぐに切り替えることができました。

ランニング人口(週に一回以上ジョギングやランニングをする人)が国内で1000万人を超えたと言われている中でまだまだ大きなチャンスが眠っていると。。

そこまでがわかったので、あとは都内の各ランニングクラブさんや、市民ランナーさんにまたお話を伺いに行きます。
「なぜスポーツネックレスをつけているのか。」、「なぜスポーツネックレスをつけていないのか。」

僕は「声」を大事にしています。
アンケート用紙に書いてもらったり、WEB上でフォーム作ったり、メールで・・・とも思ったのですが、時間の無駄と言われようが、直接「対話」しました。

東京マラソン以降2000人には聞きました。
なるべく性別、年代、レベルが偏らないように・・・。

できるだけ幅広いランナーの正直な声が聞きたかったのです。

その結果、代理店さんや自社ショールームや、ランイベント、販売会、説明会でお客様に対してどのようにアプローチをしていくと、購入率が高まるのかを掴むことができ、実践することで、飛躍的に販売力が高まりました。

 

業務中に感じる「なぜ?」を、一つずつ解消していくことができたと言えます。。

もちろんまだまだ多くの「なぜ?」は残っていますし、新たな「なぜ?」も生まれます。

 

しかし、ユーザー、ユーザー候補の生の声を聞き出すことで、代理店やスタッフなど、直接お客様と関わるメンバーに、商品が選ばれる理由を高い鮮度で、知ってもらえました。

 

また、スポーツネックレスに興味はあるけど購入に至らない層の声も共有することで、不満や不安な点を少しずつ解消することができ、購入へと繋げることができました。

 

具体的なPDCAは別の機会でお伝えすることもあるかもしれませんがここでは割愛します。

 

お手軽なアンケートももちろん大事ですが、何か行き詰ったら、外に出て生の声を聴いて「生きたデータ」を掴むのはいかがでしょうか。

 

仕事以外でも素敵な出会いがあるかもしれません・・・。

強化費に頼るアスリート達・・・。協会も頑張ろうよ!!

こんにちは。

先日ある競技団体の理事と選手とガッツリ話し込んだのでそこでテーマになった内容を書き記したいと思います。

皆さんは「強化費」って知っていますか?
簡単に言うと、アスリートが強化のために国や競技団体から支給されるお金です。
文字通りってやつですね。

 

この強化費、日本はスポーツ先進国と呼ばれる国の中では少ない方なんです。

なので、アスリートのみんなが「金ない、金ない」と呪文のようにつぶやくのも仕方のない面もあるんです。

※それでもどうにかできる時代ではあるのですが。

 

強化費っていうのはアスリートへのお小遣いじゃなくて、例えば大会や合宿に行くためだったりとか、トレーニング施設の利用代だったりとか、そういうモノに使われるお金ですね。

だけど、オリンピック競技の強化指定選手レベルでも大会や遠征などにかかる経費、全額支給されることはなく、結構身銭を切ったりしているのが現状です。


例えば往復の交通費と宿泊費の3割は自己負担だよ。とかね。

それでも競技によってはワールドカップなどの国際大会での成績がポイントとなり、国別の出場枠が決まり、その中でポイント順に出場選手が決まるわけだから、そりゃ身銭切ってでも参加します。

んじゃその強化費。
日本はどれくらいなの?っていうと、、、

北京五輪時で日本の選手強化費は25億円!!
ていうと正直どうなのかわからないと思うのですが、この時、強化費を一番かけたドイツは何と約270億円!!日本の10倍以上!!

次いでアメリカが170億、開催国の中国と次回開催国の英国が120億と続きます。

隣国韓国も100億円以上の強化費を投じています。

強化費では圧倒的な差をつけられています。

 

では、コスパの面でいうとわかりやすいのがメダルランキング。

北京五輪時は自国開催の中国でが金メダル51個を含む計100個のメダルを獲得し1位。

次いでアメリカ、ロシア、英国と続いた。

ドイツは決してコスパが高いとは言えない中、5位に甘んじ、強化費に100億円以上を投じた韓国は7位、日本は僅差で8位となったが、強化費から見た結果で言うと健闘したと言える野ではないでしょうか。

 

つまり、少ない強化費の中、アスリートの頑張りで日本中に感動を届けてくれたんですね。

今後東京五輪に向けて強化費は年間100億円になると言われていますが、直接五輪に出場する選手に使われるだけではなく、普及のための投資や、育成などにももちろん使われるのだが、選手の負担は少し緩和されていくのかなと考えられます。。

 

しかし、何度も言っているように、選手自身ももっと自立した環境を自ら作る努力はすべからず必要であると考えます。

日本代表としての強化にまつわる遠征や合宿などに身銭を切ることは恵まれていないと言えるが、だからと言っていつまでもスポンサーや協会に頼るのではなく・・・と、もうここまでにしておきますが、ただ、ロンドン五輪でもリオ五輪でも他国に比べて少ない強化費の中で健闘した選手たちには賛辞は惜しみませんよ!

 

さらに、各協会の取り組みにも問題があります。
アスリートが自立する必要があるように、各協会も自立した経営土台を持つべきなんです。

2011年と少々古いデータだが、

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 これ、各競技団体の年間収入予算国内ベスト10です。

 1位のサッカーは別として、、、オリンピックでメダルバンバンとっているレスリングや体操がベスト10外れるとか、、、協会としての事業収入が少なすぎていると思いませんか?

この表の収入の平均値は競技者からの収入(選手登録費や大会参加費など)が約35%、事業収入が約40%、補助金助成金などが20%となっています。

バスケも5年前は協会として10億円の予算で活動していたんですね。驚きです。

ちなみにその年の各協会等の登録選手数は以下の通りです。

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陸上やバスケなんかはただでさえ登録している人がこれだけいるのに、事業として全く収入を生み出せていないと言えますね。

※営利目的の団体ではないので必ずしも収入を生み出さなくてはならないわけではないのですが・・・。

 

ちなみにこのランキングに入っていないオリンピックで多くの選手が活躍している競技も比較しましょう。

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 これ恐ろしいことですよ。
国からの補助金や、選手登録費以外でほとんどの競技は自ら収入を増やせていないという事になります。

もっともっと自らが収入を増やすべく努力をするべきなんです。

 

もちろん、レギュレーションが全く違う競技を一律に判断することは難しいですが、80万人の選手登録がなされているサッカーと、60万人の選手登録がなされているバスケの収入予算の差はいかがなものでしょうか。
今年からBリーグが開幕したので今後の展開が非常に楽しみです。

卓球も30万人の登録者数➡愛好者がいながら、収入予算で8億円も届かないんです。

まぁそれでもオリンピックで結果を出しているのだから、すごいと言えばすごいんですが、一般的な人気を高めるためには、協会が主導となって、もっとイベントや主催大会の動員を高めて収益を上げるべきなんです。

しかし、残念ながら、協会の理事や役員はその競技のOBばかりで、収入を高めるべくノウハウがほとんどなく、スポンサーの言いなりにならざるを得ないんですね・・。
前例がないことはできないのではなく、前例を大事ににしていた超体育会系の上下関係が強烈にはびこっているんです。

外部からアドバイザーを招聘したりするなどして、各競技団体自体が、経営土台を持ち、助成金補助金などをもっと普及活動や育成、選手強化に使えるようにするべきなんです。

 

まぁ、そこには実業団なんかの所属先からの協力も必要なわけですが、日本代表で活動する日を1~2日増やして、ファン感謝イベントを行い、集客し、スポンサーフィーを獲得したり、公式グッズを販売するなど、やれることはたくさんあります。

そのためには選手だけではなく、各競技団体等もコンテンツ力を高めていく必要があるわけですが・・・。

選手、協会、所属チーム、スポンサー、皆が一丸となってその競技のコンテンツ力を高めるんだ!というアクションを起こす時代なんですね。
そのためには選手が先頭に立たなければいけない時もあるかもしれません。

少なくとも言えるのは今後そのようなアクションを起こさずして競技の繁栄はないということです。

娯楽が多様化してきた今、東京五輪まではスポーツも盛り上がるでしょう。
しかしその先を見据えた活動を起こさない限り、スポーツが他の娯楽に取り残されて行ってしまう。そんな気がします。

 

 

アスリートとして自立するということ。

こんにちは。

今回はリオ五輪に出場したアスリートとの会話の中で知った、感じたことをお伝えしようと思います。

 

先日、フェンシングでリオ五輪に出場した選手と1時間少々、お話しする機会がありました。

フェンシングって言えば太田雄貴選手が有名ですよね。
北京でメダルを獲得して一気に知名度を上げ、ロンドンでも団体でメダル獲得に大きく貢献して、五輪招致委員会での活動も行い、まさにフェンシング会の顔とも言える選手です。

でもフェンシングってオリンピックに3種目あること知っていましたか?
太田雄貴選手の種目はフルーレという種目で、他にもエペ、サーブルという種目から成り立っています。

日本が強いと言われているのはフルーレ。ロンドン五輪で団体銀メダルを獲得しています。

そんなフェンシング界ですが、野球やサッカーなどの人気プロ競技と同じように、選手会があるんです。

これって実は国内では珍しいパターンと言えます。

聞くところによると、日本選手権などで一定の成績を修めた選手が入会権利を持ち、選手会の会長は2年の任期で、フェンシング協会の理事も兼任するという重要な役職だそうです。

 

しかし、協会の理事に選手が入ることで、より選手の目線、最近よく言われる「アスリートファースト」での活動に近づくことができます。

その立場になった選手は極めて激務となりますが、競技の健全な発展のために・・・と、選手としてだけでなく競技を守り、成長させるアスリートとして、尊敬できます。

 

オリンピックの開会式や閉会式で話題になった、役員、理事がずらずらと最初に登場するシーンや、五輪出場選手がエコノミーで、役員らがビジネスの飛行機で移動するなど、???なことが目に付く日本スポーツ界。

いつまでも各競技の協会役員や理事の座にしがみつく方々より、より選手に近い立場の方が、健全に競技の発展を考え、アクションを起こしていける環境が整いやすいと言えます。

今までは協会や所属先、スポンサー任せだったアスリート活動も、近年アスリート自身が先頭に立ち、活動し、権利を作り、情報発信することで、注目を集め、アスリートとして自立した生活ができるようにする時代になってきました。

逆に言うと、協会や所属先などに頼るアスリートは結果が出にくくなってきています。

※陸連とマラソン選手の関係なんてその代表的な例です。

結果が出ていないのに、選手のせいにしかしない陸連の方々と、そんな陸連と一蓮托生な実業団に所属する選手たち・・・。

しかし、ロンドン五輪出場を果たした、藤原新選手や、最強公務員ランナー川内優輝選手などが注目を集め、女子では吉田香織選手が、市民ランナーの星としてさいたま国際で日本人一位となり、リオ五輪候補に躍り出て、先日の北海道マラソンでも強豪実業団に所属する選手を打ち負かし優勝を果たすなど、非実業団ランナーの活躍が目立ってきています。

 

早稲田大学を卒業し、米国オレゴンプロジェクトのメンバーで活躍する大迫傑選手もプロランナーとして生活していると言えます。

 

同じく早稲田大学で主将を務め箱根で大活躍した八木勇樹選手も、名門旭化成をやめ、プロランナーとしての道を歩み始めました。

www.yagi-project.com

 

アスリートが自立し、環境を作り、守るにはフェンシングのように選手会を作り、協会の活動に選手自身が参画していったり、個人競技などはプロとして活動したり・・・リスキーではありますが、様々な方法があります。

東京五輪を迎え益々スポーツに注目が集まる中、アスリートがより輝けるよう、アスリート自身がアクションしていく時代がやってきています。

そんなアスリート個々の活動にもぜひご注目下さい!!

コンテンツ力の高いアスリートって誰?どんなことしてるの?

 前回のブログで、コンテンツ力を高めない現在のスポーツ界について触れましたが、

 

masahiro5959.hatenablog.com

 

もちろん見本とするべきコンテンツ力を高めているアスリートもたくさんいます。

野球やサッカーなどの人気競技の選手は今回外しますが、野球会ではダルビッシュ選手が、Twitterなどで頻繁に情報を公開したり、

ダルビッシュ有 athlete club「Team Darvish」で会員の質問にも答えたりしているようです。

サッカー界では最近LINEブログで香川真司選手や、吉田麻也選手長友佑都選手ら日本代表の中心となって活躍する選手が頻繁にブログを公開しています。
また、海外組での集まりなどの様子も公開していて、日本のファンに向けて情報を公開してくれていますね!

人気、実力が伴った超一流選手ですら、さらにコンテンツ力を上げていますね。

チーム単位でも海外のクラブなんかはWEBでのマーケティングが非常に高くて、クリエイティブレベルもとても高いですよね・・。

マンチェスター・ユナイテッド 公式サイト - マンチェスター・ユナイテッド 公式ホームページ

アメリカのプロサッカーリーグ、MLSなんかはプレー動画を頻繁に公開してくれているので、ヨーロッパで一時代を築いた名選手たちのスーパープレーなど興味を引くようなコンテンツが盛りだくさんで、MLSってスゲーんだ・・・ってなっちゃいます(※私は。)。

 

ただ、例に挙げた方々は元々注目度が高いと言えるのであくまで参考例ですが、日本国内でメジャー競技とは言えない中、コンテンツ力を高めた選手というと誰で、どんなことをしていたのか一部紹介します。

keirin-station.com

競輪界の「玉村元気選手」

失礼ながら、私は競輪に詳しくないので競技の内容については深く触れませんが、とても面白い選手がいる・・・というのは人づてに聞いたことが数回あります。

 

この玉村選手、ゴリゴリの「ヲタ」なんですね。惜しげもなく前面に出してくれています。

http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/d093bfaf89bec124652b9dc080baff60ee187d53.33.2.9.2.jpeg

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-67-40/dongurikoba2/folder/304468/02/65498602/img_1_m?1446419628


そして、発送前のパフォーマンスも有名なんです。

 


競輪 仮面ライダー 玉村元気genkitamamura

※10秒あたりからご注目ください。

 

言葉を選ばずに言うと、実力は競輪界では高くないかもしれませんが、競輪の選手はだれも知らないけど、この選手だけは知っている・・・という方が一部個人の趣味に対する造詣が深い方々(簡単に言うとオタク気質な方々。)には知られています。
もちろん賛否両論あるのはわかりますが、競輪界の中ではコンテンツ力が高いと言えるのではないでしょうか。

続いて、卓球界から四元奈生美選手」を紹介します。

今でこそ、ロンドン、リオとメダルを獲得するなど、人気競技となりましたが、それ以前は、地味なイメージや、福原愛選手の活躍がたまにメディアに登場するレベルでした。
そんな時代に、四元選手はビジュアルで注目を集めたのです。

http://livedoor.blogimg.jp/athlete_mytel/imgs/7/e/7ed0007e.jpg

http://image.news.livedoor.com/newsimage/2/3/2389519eb9f90ed6042b84018ea28034.jpg

それまでの卓球のイメージを壊す斬新なスタイルで試合会場を沸かし、メディアの注目を集め、「卓球」そのものの認知度UPに大きく貢献したと言えます。

 

陸上界からは為末大選手」がコンテンツ力を高めたアスリートと言えるのではないでしょうか。

Twitterなどでの発言がたびたび話題に上がるなど、本質を突いたコメントや記事がニュースフィードにもたびたび取り上げられていますね

現役時代の活躍がどれほどのものだったかは知らなくても、この人知ってる・・・という方も多いのではないでしょうか。

ここまで上げたアスリート以外にもコンテンツ力を高めて価値を上げたアスリートはたくさんいますが、今回は大きく分類すると以下3タイプに分けられます。

  • 時勢にはまったタイプ(玉村選手タイプ)
  • ビジュアルに注目を集めたタイプ(四元選手タイプ)
  • 情報発信タイプ(為末選手タイプ)

時勢にはまるタイプや、ビジュアルに関しては生かせるならバンバン生かすべきですが、全員に当てはめることは難しいと言えます。

しかし、情報発信であれば誰にでも可能性はあります。

オリンピックに出ていた選手の普段の食生活や交友関係、どんなトレーニングしているのか、たまにやる珍しいトレーニングは何なのか?こんな情報がFacebookTwitter、インスタに流れていたら、いったいどれだけの人たちがちょっと目を向けるでしょうか。

まずはこの「ちょっと目を向ける」アクションが第一歩になります。

オフィシャルサイト、各種SNSページのクオリティを高め、少しずつでも毎日、定期的に情報を発信し続ける。

元々その業界ではブランド力の高いアスリートがやることなので、その影響は小さくはありません。
さらに、同競技、種目の選手やOB、OGとの交流、スポンサー、サポート企業とのタイアップなどをすれば俺ぞれが異なるフィールドでシェアしてくれるので、拡散力も非常に強まります。
トレーニングの傍ら、そのような方々との交流も地道に続けると、情報発信力も強まり、応援してくれる人が少しずつ増えてくるのです。

 

現実にはこの点に理解のない方がスポーツの現場には非常に多いので、ぜひ皆さんが普段見ているSNSなどにアスリートの記事が出ていたら、ちょっと見てください。

トップアスリートの様々な面が見えて面白いと思います!

私はそうして、視覚的に確認できるもの、データとして確認できるものをよーく咀嚼してあげてからWEBリテラシーの低い方々に理解してもらうアクションもしているので、オリンピックの時にちょっと応援してあげることももちろんなのですが、普段の投稿なんかを見てあげて、いいね!を押してあげたり、フォローしてあげたり、繋がってみてください!

それがやがて大きな力となってアスリートをサポートすることに繋がります!

そして、一人でも多くのアスリートに少しでも魅力的な情報を発信してもらえるようにアプローチしていき、皆さんが目にするアスリートからの発信がより魅力的なものになるようにしていきます!